太陽光発電余剰電力の電力会社への売電とその単価

太陽光発電の余剰電力を電力会社に売る売電とその単価について説明します。

売電とは

太陽光発電システムが発電するには太陽光が必要です。晴の場合、太陽光発電システムは朝日とともに発電を始め、太陽光が燦燦と降り注ぐ昼間に太陽光発電システムの発電量はピークとなります。そして夕日が落ちて夜になると、発電は停止します。


システムが発電した電力は、家庭内で使用中の電力に使用されます。もし太陽光発電の発電量が使用量を上回るとき、電力会社との契約によりその余剰電力を電力会社に売ることができます。これを「売電」といいます。


日本ではこの売電の歴史は古く、1992年に電力会社は太陽光発電の余剰電力を販売価格で買い取る制度をスタートさせました。この制度がなかったら太陽光発電の普及はなかったでしょう。


その売電の単価ですが、前記のように「販売価格で買い取」ります。電力会社から電力を買う単価と同じ単価で、太陽光発電による余剰電力を売るのです。つまり、電力の売買単価は原則として同じです。


なおこの売買単価同一は日本での話です。ドイツ、イタリア、フランスなど欧州各国では数倍の価格で太陽光発電電力を売ることができるのです。このことよりこれらの各国では太陽光発電が急速に普及しました。日本でも導入が強く望まれていましたが、遅まきながら2010年4月から電力会社の上乗せ価格での買い取り制度がスタートすることになりました。

売電単価表

余剰電力購入単価(売電単価)(単位:円/kWh)(2009年7月1日現在)
電力会社 従量電灯 オール電化
一段目 二段目 三段目 名称 昼(夏季以外) 昼(夏季) 朝晩 夜間
北海道電力 23.68 ドリーム8エコ 28.38
東北電力 22.56 やりくりナイト8 26.75   8.41
東京電力 17.87 22.86 24.13 電化上手 28.07
中部電力 17.05 21.09 22.52 Eライフ 24.60
北陸電力 20.62 エルフナイト10プラス 29.36 32.26 20.44 7.43
関西電力 19.83 はぴeタイム 23.69
中国電力 22.90 ファミリータイム
[プランⅠ]
26.02
四国電力 15.76 20.74 22.51 電化Deナイト 23.73 28.48   8.69
九州電力 25.00 電化deナイト 25.00
沖縄電力 27.15 Eeらいふ 30.74

売電単価

上記は売電単価を各電力会社別の一覧表です。この単価は電力会社から見た単価なので、「余剰電力購入単価」という表現になります。そしてこの表では、通常の従量電灯契約時の単価と、オール電化契約時の単価に分けてあります。また電力会社によっては複数のオール電化用契約の料金体系がありますがその場合は典型的と予想される方の単価を示してあります。


上表を見ると、電力会社により購入単価にかなりのばらつきのあることがわかります。しかし原則は上で述べたように売買単価は同一が原則ですので、ひとつの電力会社をみれば売買単価は同じはずです。だが同一であるはずなのに異なる場合があり、それは次の理由です。


オール電化契約のように時間帯別に単価の異なる場合、もし売電メーターが通常の電力メーターと同じようにアルミニウムの円盤が回るアナログ式の売電メーターなら、時間帯別に電力の積算はできません。その場合は平均を取った売電単価となります。デジタル式売電メーターなら時間帯別積算が可能となります。そして電力会社により売電メーターがアナログかデジタルの違いがあります。

契約

電力会社と余剰電力購入について契約を交わすと、その契約にかかる費用は電力会社ではなくユーザ側となります。具体的には、売電メーターはユーザ側の負担になります。そのアナログ式売電メーターの価格はそれほど高くは無いですが、デジタル式売電メーターは結構高価であることを留意しておく必要があります。

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