2020年の太陽光発電の設備容量の予測


2020年の太陽光発電の設備容量の予測

2010年02月02日

このブログの昨年9月29日記事「2020年の太陽電池マーケット予測」で調査会社の富士経済がまとめた2020年の太陽電池マーケット予測を書いた。今日は同じ会社がまとめた太陽光発電に関する調査に関する記事だ。共同通信サイトの2月1日付記事「太陽光発電、10年後に10倍 民間予測、日本は3位」から一部を引用する。

地球温暖化対策として有効な太陽光発電の設備容量は2020年、先進的に取り組む28カ国の合計で日本の原子力発電全体の4倍に相当する19万メガワットとなり、09年の10・5倍になるとの予測を民間調査会社の富士経済がまとめた。日本は10・4倍の2万7千メガワットで、09年と同じ3位と推定した。

一方、世界の風力発電の設備容量は3・9倍の59万7千メガワットに達し、日本は2・5倍の5千メガワットで17位としている。

二酸化炭素(CO2)を出さない太陽光や風力で発電した電力を固定価格で買い取る制度の導入などが大幅増の要因だ。

予測は先進国や新興国4カ国(BRICs=ブラジル、ロシア、インド、中国)を中心に、政府から聞き取り調査した普及支援策を基に行った。

20年の太陽光発電容量のトップは、電力消費量の30%以上を再生可能エネルギーで賄う目標を掲げるドイツで、09年の5・3倍の3万9千メガワット。環境分野に重点投資する「グリーン・ニューディール」を打ち出した米国は21・0倍の3万3千メガワットと推定した。中国は85・3倍、インドは36・0倍になるとした。(C)共同通信

この世界の太陽光発電・風力発電市場の調査によれば、2020年の全世界における太陽光発電の設備容量は2009年の10.5倍にものぼるという予測だ。約10年でいまの10倍の太陽光発電が行われているのだ。これは凄い急成長マーケットといえる。だからこそ世界中の太陽光発電関連会社が膨大な設備投資をしているのだ。

ここで毎年同じだけの伸びと仮定すると、毎年どれだけ太陽光発電が増えるのかを計算してみた。この調査では2020年に2009年の10.5倍なので、11年間で10.5倍になる。したがって10.5の1/11累乗根を求めると、だいたい1.238となる。逆にに1.238を11乗すると約10.47になるので検算OK。つまり、太陽光発電の設備容量は毎年2割3歩8厘程度、もっとわかりやすく言うと毎年2割4分ほど増えてゆくのだ。毎年2割4分づつ増える市場、普通では考えられない。

一方、同調査によれば、全世界の風力発電の設備容量は、2020年が2009年の3.9倍の予想だ。同じ計算をしてみると、風力発電の設備容量は毎年1割3分ずつ増えてゆくことになる。これでも十分な成長マーケットだ。ちなみに2020年においては、風力発電は太陽光発電の約3倍にのぼる設備容量となる予測となっている。

 
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