太陽光発電の買い取り価格と電気料金上乗せ


太陽光発電の買い取り価格と電気料金上乗せ

2010年01月27日

SankeiBizサイトの1月27日記事「太陽光電力買い取り 48円据え置き」から。

経済産業省の総合資源エネルギー調査会の小委員会は26日、太陽光発電の余った電力を電力会社が高値で買い取る制度について、2010年度の一般家庭の買い取り価格を1キロワット時当たり48円に据え置くことを決めた。所要費用の転嫁による電気料金の値上げも見送る。

昨年11月の制度開始から現在までに買い取った電力がわずかな量にとどまり、10年分と合算して11年度から価格に反映させるのが妥当と判断した。

同制度では、買い取り価格を電力会社の自主買い取り価格の倍額である同48円からスタートし、太陽光パネルの普及にあわせて低減させる予定だ。ただ、制度開始から間もないため、パネル価格に大きな変化はみられず、09年度の価格を維持することにした。

また、電力会社は暦年単位で買い取り費用を集計し、翌年度の全世帯の電力料金に上乗せする。所定の計算式に基づき電力各社が算出した10年度の転嫁額は、いずれも0円で、小委はこれを了承した。

参加委員からは「今後も太陽光パネルの価格が下がらなかったら困る」といった懸念も出た。同省は来年度、買い取り制度とは別に設けている住宅用太陽光パネルの設置補助金で、対象となるパネルの上限価格を1キロワット当たり70万円から65万円に引き下げることなどを通じて、低価格化を進めたい考えだ。(C)SankeiBiz

経済産業省の総合資源エネルギー調査会の小委員会が26日に開催され、次のことが決定された。
(1)2010年度の太陽光発電の余剰電力の買い取り価格は現行と同一の1キロワット当たり48円に据え置く。
(2)余剰電力の買い取り費用を電気料金に上乗せする制度は2010年度は見送る。2009年11月以降分と2010年分とを合算して2011年から料金上乗せを開始する。
(3)太陽光発電設置補助金の対象は現在は設置費用1キロワットあたり70万円が限度だが、来年度はそれを65万円に引き下げる。これは太陽光発電パネルの値下げを促進するためである。

これらの3点が決定事項だ。(2)についてはこのブログの1月25日記事「太陽光発電取の電気料金上乗せは2011年から」でも書いたが、その時点では電力各社の決定、というレベルだった。今回の経済産業省の決定で、正式に上乗せが2011年から、と決まったことになる。

(3)の太陽光発電設置補助金の限度額が引き下げられるのは少々問題が発生するかもしれない。当初は太陽光発電の大メーカーしか太陽光パネルの値下げができないかもしれないからだ。とはいえ太陽光パネルの値下げは必ず進むことは間違いない。ただその競争に勝つのが薄膜シリコンタイプを安く大量に作れるアジア勢となり、高効率を誇る日本の製品の普及が出遅れる、という事態にならないことを祈念する。とにかく、太陽光パネルメーカーの体力消耗戦が始まることだけは間違いない。

 
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