中国の太陽光発電の大幅上方修正


中国の太陽光発電の大幅上方修正

2009年10月23日

中国ニュースサイトのレコードチャイナの10月21日記事「<太陽光>ソーラーシステムによる発電、10年後に三峡ダムの1.5倍へ―中国」から。

2009年10月18日、中国広播網によると、中国再生可能エネルギー学会の石定寰(シー・ディンホアン)理事長は17日、「10年後、中国の太陽光発電による発電容量は三峡水力発電所の1.5倍相当になる」と発言した。

石理事長は、「中国は2020年までの太陽光発電計画の目標を大きく上方修正することになる」と発言、その発電容量は「2000万~3000万 kWh(キロワット時)に及び、かつての目標の10倍以上となる」とした。17年かけて建設した三峡ダムの発電容量は1820万kWhだ。

同理事長は、化石燃料に頼りすぎてきた中国は、エネルギー生産における安全確保の問題をかかえ、環境に対する負荷も限界に達している、と指摘する。あるデータによると、中国の一次エネルギー消費の内訳は、石炭が69%、石油が20%、水力・原子力・風力などがわずか7.6%となっている。

2年前に発表された「再生可能エネルギーにおける中長期発展計画」によると、2010年には再生可能エネルギー消費量はエネルギー全体の10%、 2020年には15%という目標がかかげられている。ソーラー産業は中国政府が国家として強力に後押しする産業の1つとなっており、現在、中国には年間 100兆ワットを発電できる太陽光発電パネル製造企業が10社以上存在するという。(C)レコードチャイナ、中国広播網

今や太陽光発電パネルの輸出大国となった中国だが、自国での太陽光発電システム設置も急速に進展させる政策のようだ。

中国の一次エネルギー消費の内訳は、石炭と石油で89%を占め、水力・原子力・風力などがわずか7.6%とのことだ。この化石燃料依存により環境負荷が高まり、再生エネルギーの割合を速度を上げて高める必要がある。中国の2年前に発表された政策「再生可能エネルギーにおける中長期発展計画」によると、2020年には再生エネルギーの割合を15%にする、という目標が掲げられている、とのことだ。

そして引用記事のとおり、中国再生可能エネルギー学会の石理事長の見通しでは、「中国は2020年までの太陽光発電計画の目標を大きく上方修正することになり、それは「2000万~3000万 kWh(キロワット時)に及び、かつての目標の10倍以上となる」との見通しだ。その発電量は、壮大な国家事業だった三峡ダムの発電容量の1.5倍、というから大変な規模だ。

この見通しが「白髪三千丈」の類ではないことを望むが、冗談はさておき、日本の酸性雨の主な原因が中国の排ガスにあることがほぼ確実のいま、化石燃料から再生エネルギー、特に太陽光発電へのより速い移行を強く望む。

 
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