中国は多結晶シリコン材料の生産過剰を避けるため規制を決定


中国は多結晶シリコン材料生産を規制

2010年02月22日

中国のニュースをメインとする東亜通信社サイトの2月2日記事「ポリシリコンに参入基準、年3千トン超を義務」から一部を引用する。

2010年2月1日、同日付の複数の香港メディアによると、生産過剰が深刻化しつつある多結晶シリコン(ポリシリコン)について、中国工業情報化部がこのほど、「ポリシリコン業界の参入基準」を策定し、業界に参入障壁を設けることを決めた。

「参入基準」によると、業界への参入条件を年産能力3000万トン以上とする。それを下回る業者は、事業撤退や他社との経営統合を促す。

ポリシリコンを使った太陽光発電の発電効率についても、基準を世界的な大手7社のレベル並みとする。(C)東亜通信社

太陽電池の主原料であるシリコンの主な生産国は中国だ。シリコン価格は高騰しているため中国政府は輸出制限をかけた、という話を以前聞いたが、それは過去の話題だったようだ。中国では、シリコン原料の中でも多結晶シリコン(ポリシリコン)が生産過剰になっている、とのことだ。

その多結晶シリコンの生産過剰に対応するため、中国政府は次の障壁を設けることを決めた。
(1)年生産能力3000万トン以上。
(2)生産した多結晶シリコンを使用する太陽電池の発電効率が世界の大手7社レベルとする。

(1)については、小規模メーカーを排除する戦略だ。(2)については、現在中国メーカーの生産している多結晶シリコンの品質があまり良くないことを白状した、に等しいだろう。

今後、中国の多結晶シリコン材料は品質が良い方向で安定し、また価格の暴落はありえない、ということが予想される。

 
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