中国の雲南省の太陽光発電所の出力は166兆ワット?


中国の太陽光発電所

2010年05月27日

朝日新聞サイト5月21日記事「中国のクリーンエネルギー投融資が世界一に 09年」によると、次のとおりだ。

新エネルギー大手の米ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスのマイケル・リープライヒ最高経営責任者(CEO)は20日、同社の最新の研究報告によると、2009年、中国のクリーンエネルギー分野への投融資額は346億ドルで世界トップとなり、米国は2位に後退したことを明らかにした。環球網が伝えた。
...(C)朝日新聞

米国エネルギー大手会社の研究報告によると、2009年の中国のクリーンエネルギー分野への投資額は米国を抜いて世界でトップになった、とのことだ。安価な太陽電池、太陽光パネルを世界に輸出している中国だが、クリーンエネルギー分野への投資額が世界1位にははっきりいって驚いた。

その中国の大規模な太陽光発電所の話題を見つけた。人民日報日本語版サイトの5月26日記事「雲南にアジア最大の太陽光発電所を建設」から一部を引用する。

アジアで設備容量が最大となる昆明石林太陽光発電実験モデル発電所の第1期の20兆ワットが25日、稼動した。同プロジェクト建設の総規模は166兆ワット、モデル区と科学普及区に分かれ、華能石林太陽光発電有限公司と石林雲電投新エネルギー開発有限公司が投資して開発した。プロジェクトの稼動後には年平均1.95億キロワットアワーの発電量を実現する。写真は太陽電池パネルの前の作業員。(C)人民網日本語版

雲南省の大規模太陽光発電所の出力は、単位が大きすぎてぴんと来ない。第1期工事が完成し稼動したそうだが、その出力は20兆ワット。20,000,000,000,000ワット、ということは、20,000,000,000キロワット、20,000,000メガワット、20,000ギガワット。なんと2万ギガワット。本当だろうか。信じられない数値だ。そしてこのプロジェクトの完成後の出力は166兆ワット、ということは、16万6千ギガワット。ますます信じられない。

一方、この太陽光発電所のプロジェクト稼動後の年間発電量は1.95億キロワット時、とのことだ。この数字から出力を想定すると、日本なら19万5千キロワット程度の出力となる。これは195メガワットだ。出力195メガワットの太陽光発電所ならあり得る規模だし、アジアで最大もうなづけるメガソーラーだ。引用記事の「166兆ワット」は、"白髪三千丈"の類の表現なのだろうか。

 
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