中国の太陽電池技術


中国の太陽電池技術

2009年08月31日

中国ニュース通信社レコードチャイナサイトの8月28日記事「新エネルギー産業、技術と原料は全て海外頼み=早急な取り組みを―中国紙」から一部を引用する。

2009年8月26日、中国政府が年内に公布予定の「新興エネルギー発展計画」により、中国国内の企業がこぞって関連事業への進出を急ぐ中、中国紙・経済参考報はコア技術や原料を全て海外に頼らざるを得ない現状を伝え、「リスクの高さ」を指摘した。
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記事によれば、例えば風力発電では先進国の発電ユニットは2.5MW~3MWが主流だが、中国は生産技術がないため、輸入に頼るしかない。中国への技術流出を嫌がる海外企業は合弁企業すら作ろうとせず、中国が導入できるのは1.0MW~1.5MWのものだけ。太陽光発電では、ポリシリコンや単結晶シリコンの純度を高める技術がないため、日本やドイツから技術を「リース」せざるを得ないが、高額な見返りが要求される。

記事は、こうした現状が長く続けば、「美味しいところは全て海外に持っていかれる」と指摘。これまで技術の応用ばかりを強調してきた政策を変え、基礎技術の研究に力を注ぐことが中国の新エネルギー産業発展の近道だと訴えた。(C)レコードチャイナ

中国は太陽光発電パネル、太陽電池生産の先進国だ。中国のサンテック・パワー社は太陽電池生産世界3位。技術も日本に近い程度に進んでいる、と私は思い込んでいたが、この記事によればそうではない。中国メーカーはシリコンの純度を高める技術が無いため、日本やドイツから高額な金額を支払って技術をリースしているとのことだ。これは意外だった。当然、この状況から中国が脱却するには基礎研究に資金を投入するしかない。まだそうはなっていないようだが、もし中国政府が本腰を入れて太陽電池技術に資金を投入すれば、この分野の先進国日本もうかうかしていられないだろう。

 
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