二酸化炭素排出量の増加分の大半は中国から発生


二酸化炭素排出量の増加分の大半は中国から発生

2009年11月23日

二酸化炭素排出量をネットで調べていて面白いサイトを見つけた。大紀元という新聞社の11月21日記事「増加する二酸化炭素排出量 大半は中国から」だ。一部を引用する。

2000年以降の二酸化炭素排出量増加は、主に中国経済の発展から来るものであることが、最近の研究で明らかになった。二酸化炭素の排出量増加は地球の二酸化炭素吸収能力を徐々に低下させており、我々は危険な道を進んでいると科学者は警告している。

米エネルギー省オーク・リッジ国立研究所と英イースト・アングリア大学の専門家が合同で「Nature Geoscience」誌に発表した研究報告によると、昨年比の二酸化炭素排出量は、世界経済の後退にもかかわらず、低下することがなく、逆に2パーセント増加している。その大部分は中国から排出されているという。

石炭による深刻な汚染

二酸化炭素は主に石炭、石油、天然ガスなどの燃焼、そしてコンクリート生産により発生する。2007年から2008年にかけて、世界の二酸化炭素排出量は6・71億トン増加しており、このうち4分の3は中国が排出。現在、中国では急速なペースで火力発電所が増設されており、大気汚染は免れない。2001 年以来、中国の二酸化炭素排出量は倍増している。

石炭の使用は増加し、すでに石油にとって代わる主要燃料となった。世界の石炭使用増加量の90パーセントは中国からのものであると、研究報告の主執筆者ルケレ教授は指摘している。

生産輸出国に排出量増加の責任があるのか

中国やインドなど途上国の二酸化炭素排出量増加は、明らかにその国の経済発展と連携している。しかし、先進国が途上国から商品を購入するのも原因の一つだと、ルケレ教授は指摘する。輸出商品の生産加工が生み出す二酸化炭素は、途上国、特に新興市場国の二酸化炭素排出量が多くの割合を占めており、先進国には途上国の排出量減少を助ける責任があるという。

また新興市場国の排出量増加の4分の1は、西側諸国が消費する製品、サービス生産、貿易によるものだとルケレ教授は指摘している。

米エネルギー省オークリッジ国立研究所研究員で、同報告の共同執筆者、グレッグ・マーランド氏は、この点から見て、先進国は事実上、途上国の二酸化炭素排出量を増加させていると語る。排出国として責任は中国にあるが、輸出を目的として生産した結果の排出である。途上国の排出量の大部分は事実上、先進国の代わりに生産したものだと言えるだろう。

地球の二酸化炭素吸収能力の低下
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2006年、国別では、中国は米国を抜いて世界最大の二酸化炭素排出国となった。また、一人当たりの一年間の二酸化炭素排出量は、世界平均で5・3トン、中国は5・8トン。米国は約20トンで、依然としてトップである。
...(C)大紀元日本

この大紀元という新聞社は台湾の立場に立った新聞社で、反中国の色彩が濃い。それを割り引いて記事を読まなければならない。が、この記事は説得力がある。

この引用記事は、米エネルギー省オーク・リッジ国立研究所と英イースト・アングリア大学の専門家が合同で「Nature Geoscience」誌に発表した研究報告を解説している。その結論が、引用記事タイトルのとおり、二酸化炭素排出量の増加分の大半は中国から、なのだ。

研究報告によれば、2007年から2008年に増加した二酸化炭素排出量6.71億トンのうち3/4は中国からであるそうだ。その原因は、中国で急速なペースで建設されている石炭による火力発電所だ。

その石炭についても、世界の石炭使用量の増加分の90%は中国であるそうだ。

ちなみに国別の二酸化炭素排出量では、すでに2006年に中国が世界最大の二酸化炭素排出国になった。また国民一人当たりの二酸化炭素排出量では、米国が群を抜いてトップである。

なおこの研究報告では、次の興味深い視点がある。それは、途上国の二酸化炭素排出の増加は先進国にも責任がある、ということだ。途上国の輸出商品の生産時に排出する二酸化炭素は途上国の二酸化炭素排出量の多くの割合を占めているからだ。それらの製品は先進国の代わりに途上国が生産した、と考えるべきであり、その観点から先進国は途上国の二酸化炭素排出量の削減に協力しなければならないのだ。

 
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