コスモ石油は荏原製作所子会社の風力発電会社を1円で買収


コスモ石油は風力発電会社を1円で買収

2010年02月09日

今日は風力発電の話題。2月9日付の朝日新聞サイト記事「風力発電子会社を1円で買収 コスモ石油が荏原から」から一部を引用する。

石油元売り大手のコスモ石油は9日、荏原製作所の風力発電子会社を1円で買収すると発表した。コスモ石油は小規模な風力発電所を操業しているが、買収で規模を拡大する。主力の石油事業の業績が低迷するなか、風力発電に本格参入する方針だ。

コスモ石油が買収するのは、エコ・パワー(本社・東京)。荏原製作所が48億円を増資して財務内容を改善した後、コスモ石油が3月下旬に株式の98.8%を1円で買い取る。エコ・パワーの風力発電所は、北海道や東北など国内に25カ所ある。出力は計14万7千キロワットで、国内4位の規模とされる。

エコ・パワーの売上高は約15億円だが、風力発電所の故障などで稼働率が下がり、赤字が続いていた。一方、コスモ石油は2004年に山形県酒田市で出力1500キロワットの小ぶりな風力発電所を開業。地球温暖化対策で風力発電への需要は高まるとみて、買収を決めた。エコ・パワーの黒字化には稼働率の向上が必要で、発電所の保守・管理などを強化する方針だ。 (C)朝日新聞

コスモ石油が風力発電会社をたったの1円で買収する、という記事だ。買収されるのは荏原製作所の子会社のエコ・パワー。同社は大赤字のようだが、荏原製作所が48億円を同社に増資して財務内容を改善した後に、1円買収が実行される。荏原製作所側は48億円も出資してメリットが全然無いように思うが、大赤字の連結子会社を綺麗サッパリ清算する、ということか。

コスモ石油は風力発電においては2004年にたった1500キロワットの風力発電所を開設しただけの実績だ。一方エコ・パワーは出力合計14万7千キロワット、つまり147メガワットで国内4位の規模、とのこと。コスモ石油は今後、風力発電の需要が高まるとの読みで買収するようだ。ただ1円で買い取っても今までのように赤字が出ては買収した意味がないので、徹底した業務改善が実施されるのだろう。

ともかく風力発電の世界に石油元売り大手が参入した、ということだ。昭和石油は太陽光発電に注力しているし、石油会社は将来の石油資源枯渇に備えて動き始めている。

 
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