設置後10年以内の故障率1割


設置後10年以内の故障率1割

2009年08月22日

今日は太陽光発電の負の話題。8月14日付の毎日新聞サイト記事「太陽光発電:家庭用パネル 設置後10年以内に1割が故障」から一部を引用する。

家庭に備え付けられる太陽光発電の約1割が、設置後10年以内に故障で交換されていることが、産業技術総合研究所太陽光発電研究センターの加藤和彦主任研究員の調査で分かった。

主要メーカーは、期待寿命を20年以上としているが、故障や交換の実態は明らかになっていない。品質向上や保守管理の充実が求められそうだ。

分析は、太陽光発電の利用者などでつくるNPO法人「太陽光発電所ネットワーク」(東京)の協力で、95~05年に設置、運転・保守記録が残されている257件を対象に実施した。

その結果、設置後10年以内に太陽電池パネルの一部または全部を交換した利用者は約13%の34件あることが分かった。また、修理や交換はしていないが、発電量の記録から故障の可能性が高いのが8件見つかった。

太陽光発電は、期待通りの発電量が得られなくても、気象条件で刻々と変わることもあり、利用者には故障の有無を見分けるのが難しい。メーカー側も保守点検の法的義務がなく、利用者の指摘で初めて点検しているのが実態だ。

保証期間について、メーカーの多くは10年間としている。保守管理体制ではメーカーや営業所、設置年代によって対応が分かれている。業界団体の太陽光発電協会は「実態は把握していない。各メーカーの責任で保守管理している」としている。あるメーカーは「故障時には適切にメンテナンスしている」と話す。

ネットワークの都筑(つづく)建事務局長は「保証期間が過ぎて全面交換した場合、設置費用と同程度にかかることがある。その後の利用をあきらめる人もいる」と指摘する。
...(C)毎日新聞

太陽光発電システムメーカーは、保障期間を10年としている場合が多い。その10年の内に、なんと1割が故障する、という調査結果だ。工業製品で保障期間中に1割の故障、という数値は極めて高い故障率なのではないか。

そもそも売電単価が上がっても、10年ではシステム導入費用の元はとれない。そして保障期間を過ぎると、修理に結構な費用がかかる場合もある、とのこと。

メーカーは太陽光発電の普及を考えるあまり、品質管理が徹底されず以前なら出荷されないレベルの製品が出荷されている、と見なさざるをえない。

この件、メーカーの猛省を促す。

 
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