ユーラス社の風力発電と太陽光発電で100万キロワット


ユーラス社の風力発電と太陽光発電で100万キロワット

2010年02月03日

朝日新聞サイトの1月29日記事「原発1基分の風力・太陽光発電所新設へ ユーラス」から一部を引用する。

国内最大の風力発電会社、ユーラスエナジーホールディングス(本社・東京)は28日、今後5年間で原子力発電所1基分にあたる出力計100万キロワット分の風力・太陽光発電所を国内外に新設する方針を明らかにした。

風力発電など再生可能エネルギーの発電事業が急拡大するなか、規模拡大を急ぐ。ユーラスが操業している発電所は、ほとんどが風力。北海道や青森県など国内で45万キロワット、欧州や米国など海外に139万キロワットの計184万キロワット。

ユーラスが今後5年間で増やす出力100万キロワットの大半も風力でまかない、1割程度を太陽光にする計画だ。主に米欧に建設する。ユーラスに共同出資している東京電力と豊田通商は28日、今後の投資に備え、計250億円の増資を決めたと発表した。
...(C)朝日新聞

ユーラスエナジーホールディングス(以下、ユーラスと略記)は風力発電事業の国内シェアトップの会社だ。同社の株主は東京電力60%、豊田通商40%だ。電力会社と商社が組んでいるというところに興味を惹かれる。同社が操業している風力発電は、日本国内が45万キロワット、海外が139万キロワット、というから大規模だ。

さて同社は、今後5年間で100万キロワット分の風力発電所・太陽光発電所を国内外に設置する方針。この出力100万キロワットという規模は原子力発電所1基分というからこれまた大きな話だ。そのため同社は250億円もの増資を決定したそうだ。同社はいままで風力発電専門だったが今後は太陽光発電にも進出するため、このような大規模な増資が必要なのだろう。ちなみにその100万キロワットの1割程度が太陽光発電、とのことだ。

ちなみにこのユーラスの風力発電開発についての条件は非常に参考になる。風力発電所設置のためには次の条件がクリアされなけばならない。

1.6.5m/s以上の風がある
2.広大な土地がある
3.幅5m以上の輸送路がある
4.送電線が近くにある
(C)ユーラスエナジーホールディングス

これらのうち「1.6.5m/s以上の風がある」は結構厳しい条件だ。年平均風速が6.5m/s以上、ということなのだ。海沿い、または山の風の通り道、のようなところになってしまうだろう。

なお、このブログで何回か触れているが、風力発電の推進のためには、バードストライクと低周波騒音の対策がどうしても必要だ。同社のホームページにはこれらの対策が全く書かれていなかったことはトップシェア会社の社会的責任を感じているのか疑問を持たざるを得ない。

 
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