EV用急速充電システムには太陽光発電を利用


EV用急速充電システムには太陽光発電を利用

2010年01月10日

このブログの昨年8月25日記事「電気自動車向け太陽光急速充電システム」と10月21日記事「太陽光発電による電気自動車用急速充電システム」、そして1月3日記事「豊田自動織機が電気自動車用の充電ステーションを開発」で、太陽光発電を利用した電気自動車用充電システムについて書いた。今日の話題も同じ話題だ。1月7日付の朝日新聞サイト神奈川版記事「ソーラー電力でEVを急速充電」によると次のとおりだ。

世界的な太陽電池の製造装置メーカー「アルバック」(諏訪秀則社長)は6日、太陽電池パネルの電力で電気自動車(EV)を急速充電するシステムを開発したと発表した。国内で発売されているEVの充電は通常の充電器で8~14時間かかる。このシステムだと、約25分で80%の充電が可能という。EVの普及に欠かせない急速充電設備の拡充に役立つとしている。

茅ケ崎市萩園のアルバック本社であった説明会では、太陽電池パネルと急速充電器が披露され、三菱自動車の電気自動車(アイ・ミーブ)を実際に充電した。アルバックによると、太陽光発電と急速充電器を組み合わせたシステムは国内で初めてだという。国内だけでなく、海外でも受注活動を進める構えだ。

新システムの第1号は同市茅ケ崎2丁目の市営駐車場。3月までに、屋上に太陽電池パネル(当初発電量20キロワット)を設置する。使用電力は50キロワットで、曇天や夜間も含めて不足分は、東京電力からの一般電源で補う。

急速充電器は駐車場の屋外に設けて無料開放され、電気自動車の駐車料も無料だ。(C)朝日新聞

太陽光発電を利用した電気自動車(EV)充電システムは先のブログ記事のとおり最近はよく耳にする話題だ。今日の記事のアルバックのシステムは、通常の充電システムではなく急速充電システムであることが大きな特徴だ。通常の充電器の場合8~14時間かかる充電が、このシステムなら約25分で80%の充電が可能、という優れものだ。EVへの通常の充電は家庭で夜に可能だが、日中はこのような急速充電ステーションで緊急に充電しなければならないケースも多いと考えられるので、急速充電ステーションは全国にきめ細かく設置する必要がある。

このシステムは茅ヶ崎市の市営駐車場に設置される。太陽光発電パネルはその駐車場の屋上に設置され、太陽光発電の出力は20キロワットだ。しかし急速充電にはもっと電力が必要で、急速充電の出力は50キロワット。不足分は電力会社から補う。

この話題についてのアルバックのニュースページによると、太陽光発電パネルは薄膜系太陽電池、とのことだ。また概観のとおりだ。

アルバックのこのシステムの初年度受注目標額は10億円と、鼻息は荒い。

なお上記引用記事の最後にちょっと気になる文が書いてある。「急速充電器は駐車場の屋外に設けて無料開放され、電気自動車の駐車料も無料」とのこと、これは俄かには信じがたい。車のガソリンを無料で提供します、と言っているのに等しいからだ。さすがにこの無料は続かないだろう。

 
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