ガスコージェネレーションシステムによる電力安定供給


ガスコージェネレーションシステムによる電力安定供給

2009年09月22日

9月16日付け読売新聞サイト記事太陽光発電安定供給サポート:大阪ガス新技術開発、企業向けに売り込みから一部を引用する。

大阪ガスは15日、既存のガスコージェネレーション(熱電併給)システムを使い、雨天時などに出力が大幅に低下し、電力供給に悪影響を与える太陽光発電の弱点を補う新技術を開発したことを明らかにした。安定した電力供給に役立ち、環境にもやさしい仕組みで、2011年度にも企業向けに売り込みを始める。

新技術は、送電網の周波数の変動を測って、コージェネの発電量を自動的に調節する仕組みだ。例えば、太陽光による発電量が減った場合、コージェネの発電量を増やして送電網に送り込む。数万円のソフトウエアを追加するだけで導入できるという。

太陽光発電は、二酸化炭素(CO2)排出量削減の有効な手段として期待されており、電力各社は大規模な太陽光発電所の建設を計画している。だが、出力や周波数が天候に大幅に左右され、電力供給網をかきみだす問題点が指摘されている。電圧などの変動につながれば、精密機械などに悪影響を与える恐れがある。電力会社では、安定供給を重視し、太陽光でつくった電気を電池に一時的に蓄える方法を検討している。(C)読売新聞

都市ガスは燃焼すると地球温暖化ガスを発生するため、太陽光発電と比較されると分が悪い。しかしガス会社はその欠点を補う様々な製品を開発している。今日は大阪ガスの話題だ。今後、太陽光発電がますます一般的になると、天候の急な変動による電力出力の低下が非常な問題となる。現在はまだ太陽光発電による電力が少ないのでこの問題は出ないが、将来は、電力の内に太陽光発電の占める割合が多くなると、この問題が顕著になる。たとえば電力不足になり勝ちな夏の日中、急な雷雨があったとする。するとその地域の太陽光発電による電力出力は低下するので、それを補わないとその地域全体が電圧低下してしまう。企業としては、精密機械やIT機器を動かしていると電圧変動には弱い。そこで、太陽光発電の電力低下を検知すると、企業で動かしているガスコージェネレーション(熱電併給)システムの出力を上げてその企業内の電圧低下を防止する、といった製品が今回の新製品だ。そしてその検知には、送電網の周波数の変動を測って太陽光発電の出力低下を判断する、という技術のようだ。というわけでこの製品は企業向け製品だが、今後はこのような電力安定供給を目的とする製品がどんどん開発されるだろう。

 
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