新日本石油の光透過タイプ太陽電池を使ったガソリンスタンドのコンセプト店オープン


光透過タイプ太陽電池を使ったガソリンスタンド

2010年03月31日

SankeiBizサイトの3月27日記事”新日石 「エコ」スタンド実験店”から一部を引用する。

新日本石油は26日、太陽光、太陽熱エネルギーを活用する次世代型のガソリンスタンドのコンセプト店を愛知県豊明市にオープンした。太陽電池でつくった電気を電気自動車(EV)の充電に使うシステムも装備。同店でのノウハウを新しいスタンドの展開に生かす。

給油設備の屋根は、出力19.7キロワットの太陽電池と一体化したもの。一部は光透過型を採用することで昼間の照明用電力を節約する。太陽電池からの電気は、主に顧客のための休憩スペースの空調に使う。暖房時には太陽熱も併用してエネルギー効率をさらに高める。

太陽エネルギーの活用により、同店の消費電力は既存の標準的なガソリンスタンドと比べて約12%削減でき、年間の二酸化炭素(CO2)排出量は約30%減らせるという。

また、8台の給油設備のほか、2台のEV用充電器(200ボルト)を設置。太陽電池からの電気も活用する。車種によるが、15~30分の充電で数キロメートル走行できるという。

新日石では、EVのほか水素を燃料とする燃料電池車など次世代自動車の普及をにらみ、ガソリン以外のエネルギーも供給する新たなスタンドの形態を模索している。...(C)SankeiBiz

地球上の石油資源はあと数十年で枯渇すると言われている今、石油各社は生き残りに必死で様々な試みを行っている。今日の話題は、新日本石油の次世代型ガソリンスタンドだ。

新日本石油は次世代型ガソリンスタンドのコンセプト店を愛知県豊明市にオープンした。主な機能は次のとおりだ。
(1)出力19.7キロワットの太陽光発電設備。屋根は太陽電池と一体化したタイプ。一部には光透過型太陽電池とすることで昼間の照明電力を節約できる設計とした。
(2)2台のEV用充電器を設置。太陽光発電システムからの電力も使用する。
(3)暖房時には太陽熱も併用してエネルギー効率をアップ。

この結果、消費電力は通常同規模店と比べて約12%削減でき、二酸化炭素も約30%削減できる、とのことだ。

なんといっても、太陽電池と一体となっている屋根を使用することが大きな特徴だ。このタイプは日本ではあまり使用されていない。その目的は、屋根と太陽電池の一部を光透過型とすることだ。屋根の上に太陽光パネルを置いたのでは光の透過はできないので、一体型の選択は当然だろう。光を透過するタイプの太陽電池は、フィルム状の太陽電池なのだろうか。

EV(電気自動車)が普及する時代はすぐそこだ。そのためのガソリンスタンドのコンセプト店だ。EVの次は水素を燃料に走行する燃料電池車だ。その水素の供給のスタンドも各社は検討しているようだ。

 
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