屋上緑化で屋上の太陽光パネルの発電効率低下を防ぐ


屋上緑化で太陽光パネルの効率アップ

2011年07月13日

東京新聞サイトの7月8日記事「発電量の低下軽減 太陽光パネル+屋上緑化 明大農学部が提案」から一部を引用する。

電力不足が懸念される中、明治大学農学部(川崎市多摩区)は、屋上緑化と組み合わせた太陽光発電を提案している。コンクリートにパネルを置く場合に比べ、照り返しの熱による発電量の低下を軽減できるという。...

担当は、緑地工学が専門の輿水肇教授が率いる研究グループ。昨夏と今年一月、校舎の屋上で、縦一・二メートル、横五十三センチのパネルで実験。設置面をコンクリート、人工芝、天然芝とし、それぞれパネル裏表面の温度や発電量などを測った。

昨夏の実験の結果、電力量について天然芝を100%として比較すると、コンクリートでは午前十時ごろから低下が始まり、最大で10%前後の落ち込みが見られた。

太陽光パネルは高温になると発電効率が落ちる。地表面の温度は、天然芝がコンクリートより一日平均して五度程度低かった。緑化により、パネルの温度上昇が抑えられ、発電量の低下も抑制できたと考えられる。

パネルが日陰をつくるので、屋上緑化との両立は難しいという誤解があったと輿水教授。「太陽の角度によっては地表に光が届く時間がある。日照が弱くても育つ植物もあります」と強調。「屋上緑化で、下階の室温は上昇が抑えられ、冷房効率が上がる。また、都市部のヒートアイランド現象の軽減にも貢献できる。まさに“一石三鳥”です」と力説した。(C)東京新聞

太陽光発電の弱点、というか太陽電池の弱点は、高温になると発電効率が低下することだ。上記記事によると、コンクリート上の太陽光パネルは真夏には最大10%前後、発電量が低下する、とのこと。

そこで、コンクリートの屋上に太陽光パネルを設置する際に、屋上緑化と組み合わせることで温度を下げて、発電量低下を抑える方法が考え出された。これは明治大学農学部の研究グループの研究だ。天然芝で屋上緑化すると、コンクリートのみの場合より一日の平均で5度も温度が低くなった、とのことだ。当然、このときの太陽光発電の効率低下は少ない。を見れば、それほど芝を敷き詰めなくても効果があるようだ。記事にもあるが、太陽光パネルの陰のせいで植物への日照が弱くなることはそれほど考えなくても良いようだ。引用記事にもあるとおり、屋上緑化すれば、太陽光発電へのメリットの他にも、下の階の温度は下がるし、ヒートアイランド現象の軽減にも寄与できる、という別のメリットもある。ビルの屋上に太陽光パネルの設置を検討するときには、ついでに天然芝での屋上緑化も是非是非検討してもらいたい。

 
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