三洋電機の両面発電タイプ太陽光発電パネル


三洋電機の両面発電タイプ太陽光発電パネル

2009年09月10日

朝日新聞サイトの9月9日付け記事「三洋電、両面発電できる太陽電池パネルを欧州市場に投入」から。

三洋電機は10月にもパネル両面で発電できる太陽電池を欧州市場に投入する。片面で発電する通常のパネルと比べ発電量が30%増える特徴を生かし、投資目的で太陽電池システムを設置する業者向けに売り込む。
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パネル両面で発電できる太陽電池パネルは「HITダブル」。パネルの裏面にもガラスを貼り、両面で発電できるようにした。太陽光を直接受けて発電すると同時に、地面からの反射光でも発電できる。日本では公共広場の屋根などで採用されている。

欧州向けにはハンガリー工場でパネルを組み立て、現地代理店を通して供給する。
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パネル枚数を抑えてシステムを構築できるので、設置面積も削減できる。

三洋電機は同パネルを日本以外に米国でも販売している。欧州と米国の太陽電池は、大規模発電システムを中心に産業用途が多い。三洋電機は駐車場やフェンスなど、従来とは違う場所にも設置できる同パネルを品ぞろえし、産業用途での受注拡大を狙う。

三洋電機の2008年度末の太陽電池セルの生産能力は340メガワット。10年度には600メガワットに引き上げる計画。同パネルの出荷量はわずかという。欧州市場への投入で同パネルの販売拡大を図る。 (C)朝日新聞

三洋電機の太陽電池の特徴は、単結晶シリコンとアモルファスシリコン薄膜とのハイブリッド太陽電池であるHITというタイプの太陽電池。そして他社には無いもうひとつの特徴が、この引用記事で話題の両面パネルだ。

この両面パネルはパネル裏面にも太陽電池を貼り付けたもので、通常の設置とは異なり垂直方向に設置する。記事にもあるとおり、フェンスなどに設置できる。面を東西に向ければ、朝日と夕日の発電量は他より大きいことが予想される。また他の方向に向けても、地面からの反射光からも発電が可能だ。とはいえ一番発電量の多い太陽の南中時の発電量は通常の太陽光パネルの通常設置型よりは低いだろうが、記事にもあるとおり1日の総発電量は片面タイプより3割多いそうだ。

三洋電機はこの両面タイプを欧州市場に投入する、とのことだ。

 
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