横浜市は太陽光発電のみならず太陽熱利用システムへも設置補助


太陽熱利用システムへの設置補助金

2010年04月11日

読売新聞サイト神奈川版の4月6日記事「横浜市、太陽エネシステム助成を拡充」から。

横浜市は4月から、一般住宅の太陽エネルギーシステム導入に対する助成を拡充した。

補助の対象は太陽光発電システムと太陽熱利用システムの2種類。

太陽光発電は補助件数を2009年度の倍以上の2000件に増やした。助成金額は太陽電池容量1キロ・ワットあたり4万円で、上限15万円。09年度と比べ1キロ・ワットあたり2万5000円、上限は9万円少ないが、市民のニーズが高いため件数を大幅に増やした。県との共同助成で、ほぼ半分ずつ負担する。一般住宅には、3~4キロ・ワットの同システムを設置するのが一般的で、費用は約200万円という。

太陽熱利用システムは09年度と同じ200件に助成するが、自然循環方式が4万円、強制循環方式が8万円と額をいずれも2倍にした。設置には1基あたり数十万円から100万円程度かかるが、市地球温暖化対策事業本部では「太陽熱利用システムは、エネルギー効率が非常に高い。助成を利用して多くの家庭で設置してほしい」と呼び掛けている。(C)読売新聞

この引用記事には2つの話題がある。最初は横浜市の太陽光発電設置補助金だ。横浜市の今年度の太陽光発電設置補助金は、1キロワット当たり4万円、上限が15万円だ。この金額は市町村レベルでは若干多い程度だが、2009年度はもっと多く、1キロワット当たり6万5千円、上限24万円だったのだ。金額的にはどうみても退歩だが、補助件数を倍以上に増やすためにそのような補助金額とした、とのことだ。ということは、予算的には今年度は昨年度より増えていることになる。これは評価できる。今後は太陽光発電の設置がますます増えることが予想されるため、限られた予算で設置補助件数を増やそうとすると補助金額は少なくならざるを得ない。

引用記事のもう一つの話題は太陽熱利用システムへの補助。具体的には太陽熱温水器だ。今年度の補助件数は昨年と同件数だが、補助金額は倍にした、とのこと。これは評価できる。太陽熱温水器の旧来タイプの自然循環式への補助金は4万円、新タイプの強制循環式へは8万円だ。このブログでも以前書いたことがあるが、太陽熱温水器などの太陽熱利用システムは太陽エネルギーの利用効率が良く、50%を超える。一方、太陽光発電はせいぜい20数%だ。この点で、太陽熱利用システムは優れたシステムといえる。横浜市の担当者はこの点を理解して予算措置をしたと思われる。そう、太陽熱利用システムはもっと評価されてよい優れたシステムなのだ。

 
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