1kw当たり133万円の高額太陽光発電システム


1kw当たり133万円の高額太陽光発電システム

2009年09月08日

毎日新聞サイト9月4日記事「太陽光発電:江南市役所屋上にパネル設置へ /愛知」から。

江南市は市役所東庁舎屋上に太陽光発電パネルを年度内に設置する。予算は国からの臨時交付金約1999万円を充てる。9月市議会に提案した。

1枚208ワットのパネル72枚を設置。推計で年間約15キロワット(電気料金に換算して約17万円分)を発電して照明や空調設備に利用し、庁舎全体の年間電気料金(約1400万円)の1・2%を補う。パネル設置により二酸化炭素(CO2)の排出量も削減できる。

パネルの設置に伴い、本庁舎1階ロビーにリアルタイムで発電量が分かる表示装置を置いて市民にもアピールする。【渡辺隆文】(C)毎日新聞

まず、記事に誤りがある。「推計で年間約15キロワット...を発電」はウソ。年間発電量の単位はキロワットではなくキロワット時(Kwh)だ。「1枚208ワットのパネル72枚を設置」というから、太陽光発電能力は208ワット×72枚=14,976ワット、つまり約15キロワットだ。ということは、ざっとの概算だが年間発電量は15メガワット時、となる。記事のこの部分は、次のようにすべきだ。

1枚208ワットのパネル72枚を設置。発電量は約15キロワットで、推計で年間電気料金に換算して約17万円分を発電して照明や空調設備に利用し、庁舎全体の年間電気料金(約1400万円)の1・2%を補う。

さて、もうひとつ仰天することがある。発電量(発電能力)15キロワットのシステム価格が、1999万円、とのこと。1キロワット当たりの価格を計算すると、
1999万円÷15kw≒133万円
となる。極めて高額だ。家庭用太陽光発電システムならありえない、詐欺的価格。家庭用太陽光発電システムへの国の補助金は1キロワット当たり70万円までのシステムが対象だ。最近はシステム価格が下がってきたため、1キロワット当たりの価格は60~70万円と考えられる。ということは、この江南市のシステムは市場価格の倍の価格なのだ!!。設置が困難な場所ならあり得る価格かもしれないが、記事には設置場所が市役所屋上と書いてある。

役所と結託した業者が大もうけしているのか。

もしそうでないのなら、この記事を書いた毎日新聞記者の渡辺隆文氏はシステムが高額である理由をきちんと書かなければならない。また江南市からシステムが高額である適切な説明が貰えなかったのなら、毎日新聞はマスコミの責任において市を糾弾しなければならない。

 
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