甲子園球場の太陽光発電が3月1日完成


甲子園球場の太陽光発電が完成

2010年03月01日

このブログの昨年10月1日記事「甲子園球場に太陽光発電」で、甲子園球場の「銀傘」に太陽光発電設備が設置される予定であることを書いた。それが完成した。3月1日付の読売新聞サイト記事”「環境に優しい球場」甲子園に太陽光発電パネル”から一部を引用する。

甲子園球場の銀傘に太陽光発電パネルが設置され、1日、稼働開始式が行われた。

球場全体で使用する年間電力量の約5・3%の発電が可能で、二酸化炭素の排出抑制にもつながり、「環境に優しい球場」をアピールしていく。

同球場では、2007年秋から改修工事をしており、内野席を覆う銀傘の上に縦1・4メートル、横0・8メートルのパネル約1600枚を取り付けた。阪神タイガースの主催試合で使用するナイター照明の年間電力量に相当する約19万3000キロ・ワットが発電できる。プロ野球の本拠地球場では、初の試みという。電力は蓄電もでき、夜間ゲームでも利用できる。
...(C)読売新聞

この記事には誤りがひとつある。「約19万3000キロ・ワットが発電できる」ではなく「年間約19万3000キロ・ワット時が発電できる」だ。

前回記事では、この太陽光発電システムの出力が190キロワットと予想されることを書いた。その数値を元に計算してみる。先ず、太陽光パネルのサイズは1.4m×0.8mとのことなので、面積は1.12平方メートルだ。通常の太陽光パネルの面積が1.5平方メートル弱なので、サイズは少々小さいことになる。これを1600枚取り付けた、とのことなので、想定出力190キロワットを1600で割ると、1枚当たりの出力は約0.12キロワットとなる。通常の太陽光パネルの出力は0.2キロワットなので、通常のパネルよりは出力が低い。サイズが通常のパネルより小さいので、出力が小さいのは当然だ。

ということで、この甲子園球場の太陽光パネルは通常のパネルより小さく、つまり出力の小さいタイプのものが使われていることがわかった。

なお前回ブログ記事で、この太陽光発電システムの1キロワット当たりの設置単価が若干高いことを指摘した。今日の記事でその理由がわかった。このシステムは、蓄電装置を備えていたのだ。だから高めの価格なのだ。この蓄電装置に蓄えた電力は夜間ゲームにも利用できる、とのことだ。

 
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