NGO,NPOは太陽光発電のランタンをインドの電気の無い村に寄贈


太陽光発電のランタンを電気の無い村に寄贈

2010年02月10日

このブログの10月13日記事「味の素のインドの村に太陽光ランタン活動」で、味の素がインドの村に太陽光発電で充電できるソーラーランタンを寄贈・普及させる活動で受賞した話題を書いた。また11月22日記事「三洋電機の太陽光充電タイプのランタン」で、三洋電機が同様のランタンをウガンダに寄贈し、またアジア・アフリカで販売を始めたことを書いた。今日の話題はそのランタンの続編だ。読売新聞サイト2月6日記事「途上国に太陽光ランタン、日本のNGOら寄贈」から一部を引用する。

太陽エネルギーで充電できる照明器具を、途上国の電気が使えない村に贈る動きが、日本の民間活動団体(NGO)や企業の間で広がりつつある。
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夕方、村の子供たちが一軒の家に集まってきた。家の屋上には1畳ほどの大きさの太陽光発電パネル。子供たちの目当ては、パネルから充電したソーラーランタン(太陽エネルギーで明かりがともるちょうちん)だ。用意した50個はあっという間になくなった。ランタンは翌朝返却され、日中に充電される仕組み。

インド北部ウッタルプラデシュ州のナングラマル村。サトウキビ畑に囲まれた村を先月訪れたNPO法人「ガイア・イニシアティブ」(東京都港区)の事務局長、藤田周子(ちかこ)さん(35)は、ランタンが重宝されている様子に「感激した」。
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藤田さんたちは、ランタンの普及を図るインドの「エネルギー資源研究所」(TERI)に協力し、日本の企業や個人から寄付を集めている。TERIはこの2年間で約130の村にパネルとランタンを贈っており、このうち12村は日本からの寄付。1村につきパネルとランタン50個などで85万円が必要だが、東芝プラントシステム(東京都大田区)や神奈川県庁などのほか、個人にも支援の輪が広がる。
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途上国が自然エネルギーで発展を目指す動きを、専門家は「(化石燃料を飛ばした)カエル跳び」と呼ぶ。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長は「自然エネルギーは大規模発電所を建設するより即効性がある。カエル跳びは、日本企業にとっても自然エネルギーの設備を売り込む商機となる」と話している。(C)読売新聞

途上国の電気のない村にソーラーランタンを寄贈する運動がNGOを中心に盛んなようだ。1つの村に1畳ほどの太陽光発電パネルと50個のランタンがセットだ。日中はランタンを太陽光発電装置に接続して充電し、夜間、そのランタンを使用する。太陽光パネルは1畳ほど、というから通常の太陽光パネル程度のサイズだ。ということは出力は200ワット程度だ。その出力で50個のランタンが充電できる。容量がかなり小さいようなので、ランタンは当然LED照明のはずだ。なおその1つの村の1セットは約85万円必要だが、それを寄付で賄い、インドの12村は日本からの寄付、とのことだ。

引用記事最後に面白い表現があった。「カエル跳び」だ。このランタンを寄贈した村はそもそも電化されていない。そして化石燃料を使用する段階を経ずに一気に太陽光エネルギーを利用する、という意味で「カエル跳び」なのだ。記事中にあるように、電化されていない村に膨大な費用をかけて原子力発電所を建設するより、太陽光エネルギー利用のほうが即、電気を使用できるようになる。無電化村には太陽光発電がふさわしいようだ。

 
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