三菱電機がパワーコンディショナーを生産倍増


三菱電機がパワーコンディショナーを生産倍増

2009年10月11日

10月9日の朝日新聞サイト記事「三菱電、太陽光発電用パワコンの生産倍増-年1万台に」から。

三菱電機は太陽光発電システムに使用するパワーコンディショナーを増産する。10月から中津川製作所(岐阜県中津川市)の生産能力を年産5000台から1万台に引き上げる。国が住宅向け太陽電池の余剰電力を買い取る新制度を11月に開始するため国内需要が急伸、増産体制を整える。

パワコンは発電電力を直流から交流に変換する機器。
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太陽光発電システムは国内で今年1月から導入時の補助金がついたことで需要が拡大。三菱電機の国内向け出荷は5月以降、前年同月比2倍(容量ベース)ペースで推移。一方、海外は景気冷え込みの影響で需要が停滞。太陽電池パネルは海外の落ち込みがあるため国内向けの供給に対応できているが、国内比率の高いパワコンは増産体制をとることにした。

三菱電機は太陽電池シェアで国内4位。パワコンの性能では業界最高効率を達成している。
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三菱は太陽電池に重点投資する方針で、12月から太陽電池セルの新工場を建設する。2011年度に生産能力を年間600メガワットに高める。事業売り上げは15年度に2500億円(08年度540億円)を目指す。 (C)朝日新聞

太陽電池シェアが国内4位の三菱電機が、太陽光発電システムの重要部品であるパワーコンディショナーの生産能力を倍に引き上げる、という話題だ。

日本では、今年1月から太陽光発電システム設置時の国の補助金が復活したこと、また、11月から高い料金で余剰電力を買い取る固定価格買取制度(FIT)が始まることで、太陽光発電システムの需要が急増している。しかし海外では、需要が停滞しているため、三菱電機は太陽光パネルに関しては国内の需要増に対応できるとのこと。しかしパワーコンディショナーの増産が必要、と判断したようだ。

ちなみに海外では太陽光発電システムの需要が冷え込んでいる原因の一つはスペインで、このブログでも「サンテックは2009年に太陽電池世界一メーカーに」記事中で話題にした。

また上記引用記事中の、三菱電機パワーコンディショナーの性能では業界最高効率を達成していることは、やはりこのブログの記事「太陽光発電システム周辺機器の動向」で書いた。

上記引用記事の最後にあるが、三菱電機は太陽電池に重点投資する方針で、12月から太陽電池セルの新工場を建設するそうだ。ここだけを見ると、日本は不況ではない。三菱電機のように国内需要が伸びている分野の企業は、このデフレ状態にも対応できるだろう。

 
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