下諏訪町に設置された太陽光発電による街路灯は太陽光パネルが太陽追尾式


太陽光パネルが太陽追尾式の太陽光発電街路灯

2010年02月23日

太陽追尾式の太陽光発電による街路灯、という珍しい話題だ。信濃毎日新聞サイトの2月11日記事「諏訪湖畔に追尾式の太陽光発電街路灯 下諏訪5社が開発」から一部を引用する。

下諏訪町内の企業5社が連携して、太陽光パネルを使った街路灯を開発した。太陽の動きを追い掛けるように、モーターでパネルを動かし、発電効率を高めているのが特長。固定したパネルと比較して発電量は1・7倍になるという。同町南四王のハーモ美術館前のジョギングロードに1基を設置し、9日に点灯式を行った。

街路灯の高さは約5メートルで、上部に横約1・2メートル、縦約80センチの出力120ワットの太陽光パネルがある。パネルは日中、太陽の日周運動に合わせて、水平方向に150度、垂直方向にも30度の範囲で動き、バッテリーに充電。夜間のLED(発光ダイオード)照明の電源となる。パネルは夜間止まる。照明の点灯やパネルの動きはタイマーで制御する。

町が昨年4月に新設した地域産業活性化推進室が企業間の連携を進めようと企画。呼び掛けに応じた5社が有限責任事業組合「エコ・ネット しもすわ」を昨年10月に設立して、それぞれ照明やモーター制御装置、部品加工、組み立てなどを担当した。設置費用約170万円のうち、町が90万円を補助する見通しで、残りを組合が負担する。

町は今後、1150万円をかけて、同型の街路灯7基を湖畔沿いに設置する。

...事業組合代表で金属加工などの増沢製作所の増沢俊明社長(67)は「不況で仕事量が少ない中、自分たちで仕事を作り、町外にも売り込みたい」と話している。(C)信濃毎日新聞

下諏訪町の企業5社が連携して開発した街路灯だ。大きな特徴は、太陽追尾。太陽光パネルは水平方向に150度、垂直方向に30度の範囲で動く。もちろんこの動く角度では完全に太陽は追えない。春分・秋分で横は180度だし、垂直方向は関東地方では夏と冬で約47度の差がある。しかし実用上はこれで充分だろう。

この街路灯は高さが5メートル。太陽光パネルのサイズは、1.2m×0.8mとのことなので、面積は0.96平方メートルとなる。一般的な太陽光発電パネルは1枚当たり面積が1.5平方メートル、最大出力が200ワット弱程度なので、それを元に計算すると、この街路灯の出力は 200ワット×(0.96 / 1.5) = 128ワットとなる。記事ではこの太陽光パネルの出力は120ワット、と計算とほぼ等しいので、このパネルはごく一般的な太陽光発電パネルだろう。

なおこの街路灯1基の設置費用は170万円。下諏訪町は今後1150万円の予算を計上して諏訪湖畔沿いに7基設置する予定、とのことだ。

この街路灯が、おそらく設置工事費用も含めて170万円は安いと思う。ということは、この太陽追尾は本当の太陽追尾システム、つまり太陽の光により太陽の位置を検出するのではなく、ソフトウェアによりある時間における太陽の位置・高度を計算しその位置にパネルを向ける、自動システムだろう。これなら安く作ることができるだろう。

この開発は、下諏訪町の5企業が昨年10月に設立した有限責任事業組合「エコ・ネット しもすわ」が行った。中小企業が連携して開発したアイデア商品、と言えよう。

 
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