ニュージーランドの地熱発電所に東芝が8万3000kWタービン等を受注


ニュージーランドの地熱発電所に東芝が受注

2011年04月08日

このたびの原子力発電所事故で、日本のエネルギー政策は原子力から自然エネルギーに方向転換して行くと思われる。原子力の利権に群がる原子力マフィアの連中の反撃があるので予測不能な部分はあるが。自然エネルギーの中では、太陽光発電がもちろん筆頭だろう。しかし何事も多様性が必要なので、他の自然エネルギーにも着目する必要がある。今日の話題は地熱発電だ。SankeiBizサイトの4月5日記事「東芝、ニュージーランドから地熱発電タービンなど受注」から一部を引用する。

東芝は5日、ニュージーランドの地熱発電向けに、8万3000キロワット級の蒸気タービンや発電機、復水器など2セットを約80億円で受注したと発表した。ニュージーランドの電力最大手コンタクトエナジーが建設するテミヒ地熱発電所向けで、2012年に納入する。

東芝が地熱発電設備を受注するのは05年のアイスランド向け以来、6年ぶり。東芝は同設備で累計世界シェア(出力ベース)の25%を占めており、...

東芝は原子力発電の大手と思っていたが地熱発電はさらに実績があるようで、累積世界シェアの25%というから相当な実績だ。日本では地熱発電はほとんど行われていないので、東芝の実績はほとんど日本以外でのものだろう。

通常の地熱発電は、地熱で水を沸騰させ発電機に直結したタービンを回すしくみだ。今回話題の東芝の地熱発電装置もそれだろう。(この原理とは異なる、アンモニアによる地熱発電もあり、このブログの昨年2010年4月13日記事アンモニアを利用した地熱発電で話題にした。)

今回東芝が受注したのは、ニュージーランドのテミヒ地熱発電所だ。Te Mihiを地図で調べると、ニュージーランドの北島のタウポ湖のほとりのようだ。

ちなみにこの東芝の地熱発電設備についての別の記事、東芝、ニュージーランドのテミヒ地熱発電所向けタービン、発電機、復水器を受注によると、
「ニュージーランドは、エネルギー総需要の5%、電力消費量の実に7%を地熱発電で賄っている」とある。ニュージーランドにおいて地熱発電が大きな役割を果たしていることがわかる。そしてその記事の最後の部分は、日本に重要な示唆を与えてくれる。

核爆弾および原子力発電所に関しては、1987年に核を捨て Nuclear Free Zone 宣言をしています。核武装の傘にも依存せず、核の平和利用といわれる原子力発電所も選択しなかった見識は、同じ火山国として日本の現状に一定のヒントを与えてくれそうです。

 
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