新潟県と昭和シェル石油の共同事業でメガソーラー発電所


新潟県と昭和シェル石油の共同事業でメガソーラー発電所

2009年10月07日

今日は新潟の話題。10月6日の毎日新聞サイト記事「にいがた経済:大規模太陽光発電所、来年9月にも稼働」から。

◇共同事業者に昭和シェル

大規模太陽光発電所「メガソーラー発電所」の事業化を進める県は、共同事業者に昭和シェル石油を選定したと発表した。10年9月にも稼働させる予定で、県は9月補正予算で計上した事業費5000万円に加え、県議会12月定例会に概算で約1億5000万円を追加計上する方針。予定通り発電を実現できれば、国内初の事業化になるという。

県産業振興課によると、発電規模は一般家庭約250世帯分の年間電力量に相当する1メガワット。建設候補地は同社新潟石油製品輸入基地(新潟市東区臨港町3)内の1・5~2ヘクタールとする予定。

県は9月1日から共同事業者を公募し、5社から応募があった。冬場の日照時間が少ない地域でも効率的に発電できる発電パネルを既に導入し、北海道や山梨県で太陽光発電の実証実験を実施した実績などが評価され、同社が選定された。

総事業費は約7億円に上る見込みだが、約半分を補助する国の「地域新エネルギー等導入促進事業」の適用を目指し、共同で事業提案した。(C)毎日新聞

新潟県は、大規模太陽光発電所「メガソーラー発電所」の事業化を進めている。通常はメガソーラー発電所といえば電力会社と相場は決まっているが、なんと新潟県がその主体とか。当然、県のメガソーラー発電所の事業化は日本初とのことだ。もちろん、県単独ではメガソーラーのノウハウは無いので、共同事業者を募ったとこおろ5社の応募があり、そのうち昭和シェル石油がその共同事業者に決まったそうだ。

新潟県といえば雪が多いため、日照時間の少ない地域でも効率的発電の可能なシステム、ということで昭和シェル石油が選定された、とのこと。昭和シェル石油の太陽電池はCIS薄膜太陽電池。太陽電池のその他の種類によると、CIS薄膜太陽電池は「銅・インジウム・ガリウム・セレンの化合物による太陽電池です。数μmの厚さで良いこと、変換効率が高いこと、劣化がないことが特徴で、次世代の太陽電池のひとつと目されています。」とのことだ。このCIS薄膜太陽電池の変換効率の高さが決め手となったのだろう。

さて、引用記事の最後に、総工費約7億円、とある。発電能力は1メガワット。1メガワットは1000キロワットだから、割り算をすると、1キロワットあたりの単価は70万円、となる。これは家庭用太陽光発電システム設置時の単価と同一レベルだ。シリコン系太陽電池よりは高価と思われるCIS薄膜太陽電池を使用してこの単価とは結構安い。推測だが、昭和シェル石油はメガソーラー発電所の実績作りのため、ある程度の負担をしているかもしれない。

 
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