九州電力の太陽光オンサイト発電会社設立


九州電力の太陽光オンサイト発電会社設立

2009年10月30日

当ブログの8月30日記事「電力会社の太陽光オンサイト発電」で、九州電力の太陽光オンサイト発電事業について書いた。そのときにも書いたが、太陽光オンサイト発電事業とは「電力会社が企業の屋根に太陽光発電設備を設置・運用し、その企業にその太陽光発電による電力を売る仕組」である。その時点では、九州電力は今秋に4施設に実証実験用の設備設置を始める、とのことだった。今日の記事はその続編だ。毎日新聞サイト10月29日記事「太陽光発電:九電が新会社」によると、次のとおりだ。

九州電力は29日、産業・公共部門向けの太陽光発電事業の新会社「キューデン・エコソル」(仮称)を福岡市に設立すると発表した。一般企業や官公庁に太陽光発電設備を提供し、そこで発電した電気を販売する太陽光オンサイト発電事業に取り組む。

新会社は12月設立予定で九電が100%出資し、資本金は4億9500万円。工場やビルなどに九電が太陽光発電設備を設置し、保守・運転管理まで請け負う。オンサイト発電では、企業側には100キロワット規模で1億円近い初期投資額が不要というメリットがあるが、電力料金は現在の2.5~5倍の1キロワット時50円相当となるのがネックとなりそう。

九電事業開発部は「4~5年かけて発電設備量1万5000キロワット、売上高5億~6億円にしたい」といい、5年目の黒字化を目指す。九電は17年度までに九州での太陽光発電設備導入を100万キロワットとする目標を掲げている。昨年末実績では全国の17%に当たる33万キロワット。(C)毎日新聞

九州電力はこのオンサイト事業を本格化させるため新会社を12月に設立する、というニュースだ。その会社の資本金は4億9500万円で九州電力が100%出資する。新会社は、工場やビルなどに太陽光発電設備を設置し、保守・運転管理までも行うそうだ。そしてその太陽光発電システムで発電した電力は、通常の2.5~5倍の価格で設置企業に売る。

設置企業側は、100キロワットの太陽光発電システムで設置費用が1億円弱かかる初期費用をゼロですることができる、というメリットがある。しかしその太陽光発電システムから得られる電力料金は高くなる、というデメリットもある。

このメリット・デメリットを天秤にかけ、企業は自社で太陽光発電システムを設置するのか、今回の記事のようなオンサイト発電会社と契約して設置するのか、を決めることになる。一般的見方だが、太陽光発電システムの元がとれるまで10年かかるとして、それより短い期間ならオンサイト会社と契約したほうが得、という計算になるだろう。

この新会社は、「4~5年かけて発電設備量1万5000キロワット、売上高5億~6億円にしたい」とのことで、九州電力はかなりの契約を期待しているようだ。

 
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