登米市は市民発電所を作るためのファンドを市民と市で設立


登米市の市民発電所

2010年04月09日

毎日新聞サイト宮城版の4月6日記事「登米市地域新エネルギービジョン:CO2削減へ意識向上、市がファンド構想 /宮城」から。

◇太陽光・水力発電、市民と共同で

登米市は、行政と市民が共同出資する電力エネルギーファンド方式などで、小規模な太陽光発電所や水力発電所を建設する「市民発電所」構想を「登米市地域新エネルギービジョン」の中で打ち出した。地球温暖化をもたらす二酸化炭素(CO2)排出削減に向け市民意識の向上を図るのが狙いで、今年度に細部を検討する方針。

同市は03年を基準年に15年までに市域のCO2排出量を10%削減、量にして年間4万8000トン減らす地球温暖化防止の地域計画を策定しており、ビジョンは具体化への一歩。間伐材や水辺のアシなどを固形化したペレットストーブの導入など「木質バイオマス」とともに「市民発電所」を目指す。

市民や事業所の出資を募り市費を合わせた運営ファンドを設立し、用水路での水車発電や公共施設での太陽光発電を導入し、「地産地消エネルギー」の考えの浸透を図る。出資者への還元方法など検討課題は多いが、環境問題に市民協働で挑戦する方法として注目される。先例としては山梨県都留市が水力発電ファンドを設立し、水車発電を実践しているという。(C)毎日新聞

登米(とめ)市は宮城県の北東部に位置する人口8万6千人程度の市だ。その登米市は市民と共同で出資し「市民発電所」を建設する。「市民発電所」は小規模な太陽光発電所や水力発電所、とのことだ。

これは、同市の二酸化炭素排出量を2003年基準で2015年までに10%減らす、という目標を達成するための具体策のひとつだ。

さらに具体的には次のとおりだ。市民と地域会社の出資を募り、それに市も追加出資し、運営ファンドを設立。そのファンドで用水路での水車発電や公共施設での太陽光発電設備を設置する。

小規模なので出資者への利益還元はたいした金額ではないと思うが、環境について市民に積極的に考え行動するチャンスを提供するという意味では大きな意味があるだろう。

ちなみに登米市には太陽光発電設置補助金制度がある。2010年度は、補助対象システムは市内業者が施工するシステムという条件が付く。また補助金額は補助金交付要綱によれば、1キロワット当たり3万5千円、上限12万5千円だ。市町村レベルの太陽光発電設置補助金としては若干少なめの金額だろう。

 
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