太陽光発電システム周辺機器の動向


太陽光発電システム周辺機器の動向

2009年09月02日

今日は太陽光発電システムの周辺機器の話題。9月2日付の朝日新聞サイト記事「電機・機械メーカーなど、太陽光発電を高効率化-周辺装置相次ぎ投入」から。

電機メーカーや機械メーカーなどが太陽光発電システムの発電量向上につながる製品やサービスを相次ぎ市場投入する。
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三菱電機のパワーコンディショナーの電力変換効率は97・5%。出力100キロワットの従来品と比べ1・5ポイント高めた。海外で需要が増えている大規模発電向けに売り込む。OKIは同10キロワットのパワコンを10月に発売する。太陽電池パネルの定格出力に対して半分の出力でも90%以上の電力変換効率を確保し、発電量の低下を抑えた。OKIにとって太陽光発電用パワコンは初めて。12年度に売上高100億円を目指す。

ナブテスコと大同メタル工業は太陽の移動に合わせてパネルの角度を自動調整する追尾装置を開発中。パネルを太陽に対して常に最適な向きに保つことで、20―40%の発電量の向上が期待できる。11年前後の製品化を目指すナブテスコは、産業用ロボットの関節に使われる減速機を応用、パネルを高精度に位置決めできる。

国際航業は上空から日照や屋根の状態を計測し、パネルの最適な設置位置や方向を分析するコンサルティングサービスを始めた。分析データを基に発電ロスがない施工を支援する。

政府の補助金復活が追い風となり、国内では太陽光発電システムの需要が急増。家庭用では三菱電機が前年の2倍、三洋電機が08年秋の50%増のペースで販売量を伸ばしている。さらなる普及のために太陽光システムの発電効率の向上が求められており、高効率化につながる周辺装置の需要も高まっている。 (C)朝日新聞

三菱電機のパワーコンディショナーは「業界最高の変換効率」とのことで来年10月発売とか。変換効率を1.5ポイント高めた製品とのことだ。たかが1.5ポイントと思うなかれ。100%に近づけば近づくほど変換効率を高めるには大変な技術力が必要なのだ。そもそも変換効率100%は無理であり、太陽光発電を効率よく使うには直流で使用すればよいが直流の民生用電気製品の登場までは現実的ではない。

ナブテスコと大同メタル工業の太陽の追尾装置はユニークだ。ただ、「20―40%の発電量の向上が期待できる」とあるが、本当だろうか。また、少なく見て20%の発電量の向上による売電増分に見合う製品価格なのかが気にかかる。

国際航業の、上空から太陽光発電を分析するコンサルティングは極めてユニークだ。ただ、大規模システム向けではあるだろう。

記事の最後にあるとおり太陽光発電システムは需要が急増している、太陽光発電の追い風に乗ってこのような周辺機器の売り上げも増え、高性能の新製品や新しいアイデアの商品の登場が期待できる。

 
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