シャープの開発した高効率で折り曲げ可能な太陽電池


シャープの開発した高効率で折り曲げ可能な太陽電池

2010年01月12日

少し前だが昨年12月23日付の日経ネット記事「高効率太陽電池、折り曲げ可能に シャープ、衛星向け開発」から。

シャープは折り曲げたり、畳めたりする高効率の化合物太陽電池を開発した。発電層を薄くし、フィルムに転写する技術を確立した。2012年度をメドに実用化し、人工衛星など宇宙用で搭載を目指す。光を電力に換える変換効率は世界最高水準の36%前後になる見通しだ。

開発したのは金属化合物を3層重ねた単結晶型太陽電池で、インジウムガリウムリン、ガリウムヒ素、インジウムガリウムヒ素の3層で構成する。厚さを20 マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル以下にすることで曲げても割れない構造を実現。また金属などの基板上で化合物の結晶を形成した後、フィルムに転写する技術を確立。曲げられる素材に転写することで折り畳んだり、曲げたりできるようにした。(C)日経ネット

シャープは高効率でかつ折り曲げ可能な太陽電池を開発した。主な用途は人工衛星などの宇宙用、とのこと。この新太陽電池の構造は、金属化合物を3層重ねた単結晶型太陽電池で、インジウムガリウムリン、ガリウムヒ素、インジウムガリウムヒ素の3層。変換効率は36%にも及ぶ。ガリウム砒素系(GaAs)、インジウムリン系(InP)太陽電池の特徴は、高効率・高温に強い・宇宙線に強いであるが高価である。従って主な用途は家庭用ではなく、宇宙用などの過酷な環境で高出力が求められる用途となる。

この太陽電池は厚さが20マイクロメートル以下と極めて薄い。金属などの基板上で化合物の結晶を形成した後、フィルムなどの曲げられる物質に転写する技術を確立し、折り曲げ可能とした。

日本のメーカーらしい、高い技術の製品だ。ただこの製品は宇宙用なのでビジネスとしては大きくは無いだろうが、技術をPRするには格好の製品だろう。

 
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