コンピュータが電力制御を行うスマートハウスが大和ハウスから2010年度後半に発売


コンピュータが電力制御を行うスマートハウス発売

2010年02月11日

2月9日付の読売新聞サイト記事「省エネ お任せ住宅…大和ハウス 10年度発売」から。

人の動き検知 家電自動オフ

大和ハウス工業は、コンピューターとセンサーが無人の部屋のテレビを自動的に消すなどの制御をしたり、太陽光発電の電気を蓄電池にためたりする「スマートハウス」を2010年度後半から売り出す。携帯電話を使って、外出先からエアコンを操作したり、お風呂を入れたりすることもできる。コンピューターが電力消費を制御する「スマートハウス」は、パナソニックグループなども商品化を急いでいる。政府の住宅版エコポイント制度の導入などの追い風もあり、「省エネ」「環境」をキーワードに住宅の売り込み合戦が激化しそうだ。

大和ハウスのスマートハウスは、電力制御用のコンピューターと、人の動きを感知するセンサーで部屋に人がいるかいないかを判断し、テレビや照明を消す。さらに、太陽光で発電して、リチウムイオン電池に電気をためて、必要な時に使えるようにする。外気温が下がれば、「冷房を止めて窓を開けた方がいい」などと音声や画像で指示するという。価格は未定だが、三洋ホームズが昨年11月に発売したリチウムイオン電池付き住宅(延べ床面積40坪)は、政府補助が付くため、実質的な負担増は280万円だった。

ほかの企業では、積水ハウスも大阪ガスと共同で、電池を使って家電などを制御する住宅の研究を進めている。パナソニックも2011年度ごろを目指して住宅用リチウムイオン電池の商品化を進め、パナソニック電工、パナホームとスマートハウスの商品化を目指している。(C)読売新聞

コンピュータが家庭の電力制御を行う住宅をスマートハウスという。コンピュータによる送電網の制御をスマートグリッドというので、コンピュータによる電力制御には「スマート」というプレフィックスが付くのは流行なのかもしれない。それはさておき、そのスマートハウスを大和ハウスが2010年度後半から売り出す。

その大和ハウスのスマートハウスの主な機能は次のとおりだ。
(1)電力制御用のコンピューターと、人の動きを感知するセンサーによる電力制御
(2)太陽光発電による電力をリチウムイオン電池に蓄電し、必要時に使用
(3)インターネット経由で、外出先からエアコンを操作したり、お風呂を入れたりすることもできる。
(4)外気温が下がれば、「冷房を止めて窓を開けた方がいい」などと音声や画像で指示する。

大きくまとめると、太陽光発電システム+リチウムイオン電池による太陽光発電電力の有効利用とコンピュータによる家庭の電力制御を細かく行う、の2つが特徴といえよう。

このスマートハウスの価格は未定とのことだが、三洋ホームズが昨年末に発売した40坪のリチウムイオン電池付き住宅は政府補助が付くため実質的な負担増は280万円だったので、新築住宅を建設するときの上乗せ分としてはそれほど大きな金額ではない。

このようなスマートハウスは積水ハウス、パナソニックも準備中だ。このようなコンピュータによる電力制御は少し前は夢物語だったが、もう実用段階に入った、といえよう。ただ、制御コンピュータのソフトウェアの不具合やコンピュータの熱暴走に不安がないわけではない。何か異常が発生したときに安全な方向にソフト・ハードが動作するような設計にはなっているだろうが、価格優先でそれらがおろそかになっていないか、第三者機関のチェックが必要かもしれない。

 
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