50Wの太陽光発電と0.1kWhの蓄電池の電源装置が発売


太陽光発電と蓄電池の電源装置

2011年05月13日

太陽光発電装置とバッテリーの付いた簡便な電源装置の話題だ。読売新聞サイトの5月10日記事「」から一部を引用する。

国際産業技術は、5月9日、小規模事業者や個人が利用できるソーラーパネル、ディープサイクルバッテリ、チャージコントローラ、DC/ACインバータなどを組み合わせた実用型ソーラー発電システム「ソラ電1号」を、直販サイト「otto」と秋葉原の直営販売店「ネットワーク専門店」で発売した。直販価格は7万9800円。

「ソラ電1号」は、電力会社の送電とは連携せずに独立して稼働するグリーン電力システムのキット。最大200Wの家電製品を稼働させることができる。

システム構成は、太陽光発電モジュール(ソーラーパネル50W)/架台(キャスター付)/シガーソケット/DC-ACインバータ200W/ディープサイクルバッテリ90Ah/チャージコントローラ/配線。増設用の太陽光発電モジュールは、単体50W(12V仕様)を1万4800円、架台付きを1万 9800円で販売する。また直販サイトでは、構成品の単品販売も行う。

太陽電池モジュールは、年間150MWのソーラーパネル製造実績をもち、ISO9001やCE、ICEなどの国際規格認証を取得した、16%以上の変換効率を持ち、25年経過後も新品時の80%以上の能力を保持するという。

蓄電ユニットには、ディープサイクルバッテリを搭載し、低価格ながら高い蓄電性能を確保する。バッテリの保証期間は2年。太陽光発電モジュールのサイズは、幅835×高さ540×奥行き35mm、重さ5.5kg。(C)読売新聞

太陽光発電パネルとリチウムイオン蓄電池の組み合わせの本格的な電源装置については、このブログの4月5日記事「太陽光パネルと充電装置の電源装置」に書いた。その電源装置は、0.5キロワットの太陽光パネルと2kWhの能力の蓄電池なので業務用といえるが、価格は252万円からと高価だ。

一方、小規模な太陽光発電パネルと蓄電池による同様製品についても、このブログの4月11日記事「太陽光発電のポータブル電源装置」に書いた。その能力は、太陽光発電パネルが出力16ワット、蓄電池は約23Wh、つまり0.023kWhの能力しかない。目的は携帯電話の充電程度で、その分価格は安く、約3万円だ。

今日ご紹介した上記製品は、この後者に近い、そして少しグレードが上の製品だ。太陽光パネルの出力は50ワットで、蓄電池の能力は90Ahとのこと。蓄電池出力が12Vとすると、掛け算で108Wh、つまり0.108kWhとなる。そして価格は79,000円、とのことだ。

この蓄電池はリチウムイオンではなく通常の鉛蓄電池のようだが、「ディープサイクルバッテリ」という蓄電池だ。これは、完全に放電してから充電する、といった使い方に適した蓄電池だ。

この製品、DC-ACインバータの能力は200Wだが、200Wでは蓄電池は30分しか持たない。太陽光発電がフル発電でも、プラス50ワット弱だ。それで79,000円。

このたびの災害で緊急時の電源の必要性を感じた人は多いと思う。しかし、充分な能力を持ち安価な電源装置はまだ存在しない。この分野、今後は大きく伸びるマーケットと思う。

 
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