商船三井などが開発中の太陽光発電とディーゼル発電のハイブリッド自動車船


太陽光発電とディーゼル発電のハイブリッド自動車船

2011年07月21日

神戸新聞サイトの7月16日記事「ハイブリッド自動車船建造 三菱重工神戸造船所」から。

三菱重工業と三洋電機、商船三井は、太陽光発電システムとリチウムイオン電池を搭載した「ハイブリッド自動車船」の外観デザインと基本設計を終えたと発表した。ディーゼル発電機と併用し、船舶全体から排出される二酸化炭素(CO2)の削減を目指す。三菱重工神戸造船所(神戸市兵庫区)で建造し、2012年6月の完成を見込む。

甲板に160キロワットの太陽光発電パネル、船底にリチウムイオン電池を設置したシステムで、ディーゼル発電機とハイブリッドで電力供給を担う。

航行中に太陽光で発電した電力を蓄え、主に停泊中に使用する。これによって停泊中にディーゼル発電機を停止でき、港内で排出物を出さない「ゼロエミッション化」につなげる。
...(C)神戸新聞

三菱重工業と三洋電機、商船三井が開発している「ハイブリッド自動車船」の話題だ。このハイブリッド自動車船については、このブログの2010年1月17日記事「自動車運搬船に太陽光発電を搭載」で書いた。今日はその続編という内容だ。

上記引用記事によれば、この船の外観デザインと基本設計が完了した、とのこと。前回ブログ時点ではデザインは発表されていなかった。イメージ図のような外観だ。

この船は、太陽光発電設備を搭載している。前回ブログ記事中数字に比べると少々小さな数値だが、この太陽光発電設備の出力は160キロワット。ひとつの船でこの出力はかなり大きいだろう。なにせ、一般家庭約40軒分の出力なのだ。この太陽光発電設備で発電した電力は、船底のリチウムイオン蓄電池に蓄えられる。

この太陽光発電のほかに、通常のディーゼル発電機も搭載している。それがこの「ハイブリッド自動車船」たる所以だ。

この太陽光発電による出力は、航行時の推進には使用されない。航行中は太陽光発電を蓄電するのみで、主に停泊中の電力として使用する。目指す目標は、"港内で排出物を出さない「ゼロエミッション化」"とのことだ。

なおこの船の完成は、来年、2012年6月の予定。

港内での「ゼロエミッション化」だけでなく、次は航行時も太陽光発電による電力で推進し完全な「ゼロエミッション化」を達成する船の開発に乗り出してもらいたい。

 
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