JR日光線の鶴田駅で有機薄膜太陽電池の実証実験が行われる。


駅で有機薄膜太陽電池の実験

2012年01月16日

栃木県の下野(しもつけ)新聞サイトの1月16日記事「鶴田駅で太陽電池試験 JR東日本」から一部を引用する。

JR東日本は25日から、宇都宮市西川田町のJR日光線鶴田駅で太陽光発電の新技術として注目される「有機薄膜太陽電池」の実証試験を行う。同社はすでに東京駅、群馬県高崎市の高崎駅などにパネル状のシリコン型太陽電池を設置しているが、有機薄膜太陽電池の設置試験は同社管内で初めて。約1年間にわたり発電効率などを検証し、実用化を目指す。

一般的なシリコン半導体を使った太陽電池と異なり、有機薄膜太陽電池は有機化合物半導体を用いるため低価格の太陽光発電方式として期待されているという。薄く光を通し、軽くて曲げられることが特長だ。反面、太陽光を電力に変える効率(変換効率)が課題とされ、各メーカーや研究機関が開発を競っている。
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試験は改札口とホームを結ぶ通路の屋根に20センチ四方の有機薄膜太陽電池48枚を設置。昼間に太陽電池で発電した電力を事務室内の蓄電池にため、夜間に通路上の発光ダイオード(LED)照明4個(計18ワット)の電力をまかなう。照明は人の有無を感じるセンサーでついたり消えたりする。

試験期間中は利用者にも発電量が分かるよう、待合室にモニターを設置する。(C)下野新聞

有機薄膜太陽電池は未来技術のひとつ。薄いプラスチック膜が太陽電池、と考えるとわかりやすい。まだ変換効率はかなり低いが、今後変換効率が改良されれば高価なシリコンを使用しないため低価格の太陽電池としてかなりのシェアが期待できる太陽電池だ。その未来志向太陽電池を使った実証実験がJR東日本の駅で実施される。

場所は、JR日光線の鶴田駅。その駅ホーム屋根に、かなり小さいが20センチ四方の有機薄膜太陽電池48枚を設置し、それを蓄電池に溜め、夜間のLED照明(計18ワット)に使用する、とのことだ。イメージ図のとおりだ。この図の色が信用できるのなら、この有機薄膜太陽電池は紫色をしている。

小さい上に変換効率が低いため、出力は大変小さいようだ。

通常のシリコン型太陽電池は同社では複数駅に設置済みとのこと。しかし有機薄膜太陽電池は同社では初、とのことだ。

駅のホームの屋根の面積は大変広いので、少しくらい変換効率が低くても駅ホーム全面に設置すればかなりの出力が期待できる。この有機薄膜太陽電池は価格の安さが期待できるので、変換効率よりは価格を優先する、面積の広い設置には大変向いた太陽電池となるだろう。

 
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