住宅大手メーカーは太陽光発電を標準装備した被災者用住宅を発売


太陽光発電のある被災者用住宅

2011年05月09日

東日本大震災の被災者向けの、太陽光発電設備を装備した低価格住宅の話題だ。読売新聞サイトの5月7日記事「工期短縮や太陽光発電、被災者向け低価格住宅」から一部を引用する。

東日本大震災の被災者向けに、大手住宅メーカー各社が低価格住宅を販売する動きが広がっている。

部屋の間取りなどを絞り込んで工期を短縮し、コストを抑えることで通常よりも1~2割安く提供している。被災者支援とともに、需要回復につなげる狙いもある。

大和ハウス工業は2日から、被災者向け住宅の販売を始めた。間取りなどを50パターンに限定し、着工から約2か月で完成できる。販売価格は1143万円(約61平方メートル)~1896万円(約134平方メートル)と通常より2割程度安い。太陽光発電システムを装備する場合、発電出力の2キロ・ワット分(約110万円)は、大和ハウスが負担する。

パナホームは、太陽光発電を標準装備した住宅を発売した。仕様を30パターンに限定し、外壁や床、屋根などをパネル構造にして、工期を約1か月半に短縮した。価格は65平方メートルの平屋住宅で1420万円。
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大和ハウスの被災者向け住宅は、通常より2割程度安い上に、太陽光発電システムを装備すると出力の2キロワット分、約110万円分を大和ハウスが負担する、とのこと。いくら住宅が高価なものであっても、大手住宅メーカー側が110万円分も負担する、とは俄かには信じがたい。大和ハウスの英断に拍手!!。なおこの記事によれば、太陽光発電システムの2キロワットの設置費用は約110万円と大和ハウスは見積もっていることがわかる。割り算をすると、1キロワット当たりの設置費用は55万円だ。ずいぶん価格が下がったものだ。一昨年は太陽光発電設備の1キロワット当たり設置単価は70~80万円だったのだから。

なお記事によれば、パナホームも太陽光発電設備を標準装備した被災者用の住宅を発売した。65平方メートル、つまり約20坪で1420万円とのこと。太陽光発電を装備してこの価格は安いだろう。

大手住宅メーカーのこの戦略は、復興需要対応受注と企業イメージアップの両方の観点からのものと思われる。

 
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