傾斜地に設可能な太陽光パネルの架台を阿南市の会社が開発


傾斜地設可能な太陽光パネルの架台

2012年02月06日

徳島新聞社サイトの2月3日記「太陽光パネル架台試作 (徳島)県内企業、メガソーラー事業化へ」事から一部を引用する。

メガソーラー(大型太陽光発電所)による売電ビジネスの普及を目指すガイアパワー(阿南市)は、県内に多い里山での設置に適した太陽光パネル架台の開発を進めている。狭い急傾斜地でも低コストで効率的に設置できる仕組みを確立し、事業に弾みを付けたい考えだ。

ガイアパワーでは、メガソーラーの建設候補地として主に地域の課題である遊休竹林や耕作放棄地に着目。このため、通常は太陽光パネルが設置しにくい傾斜地でも円滑に設置できるよう、一本の支柱で4枚のパネルを支える構造を考案した。支柱の材料として、造成で伐採した杉やヒノキなども検討する。このほど試作機も製作した。

支柱の高さは1メートルほどに抑え、季節に応じて地域住民が手動で容易にパネルの向きを変えられるほか、風の強い海岸部での設置を考えてパネルに段差を付けて風の通り道をつくった。1基当たり約1キロワットの発電ができ、架台の販売価格は7万円ほどを想定している。

ガイアパワーは、太陽光発電設備の販売やLED照明の開発を手掛ける藤崎電機(阿南市)の100%子会社。電力会社に自然エネルギー電力の買い取りを義務づける「再生可能エネルギー特別措置法」の7月施行をにらみ、企業や市民出資によるメガソーラー・風力発電の整備を提案している。その第1弾として、7月操業を目指し、阿南市内の海岸部の私有地約3ヘクタールでのメガソーラー建設を計画中だ。
...(C)徳島新聞社

7月から施行される再生可能エネルギー特別措置法による電力買取を狙い、全国で太陽光発電ビジネスが開始している。民間企業がメガソーラーの建設を目論むときに問題になるのは、広く平坦な土地の確保だ。それを買い取るのは多大な費用がかかってしまう。もし急峻地に太陽光パネルが設置できるのなら、土地取得代がかなり安くなる。そこで、そのような場所に太陽光パネルを設置できる架台が開発された。

開発したのは、徳島県阿南市のガイアパワーという会社だ。その架台、こんな外観だ。太い支柱で4枚の太陽光パネルをセットできる。その支柱は土中にしっかり埋めて設置すればよい。記事によれば、「1基の架台で約1キロワットの発電ができる」とあるが、まあ4枚で1キロワットになるのは一番高性能の太陽光発電パネルなので、一般的なパネルではもっと出力は低くはなる。

この架台は、向きも手動で変えられるとのこと。また「風の強い海岸部での設置を考えてパネルに段差を付けて風の通り道をつくった」とある。画像を見ると左右の太陽光パネルの位置が少しズレて見えるのは、そのせいだ。なかなか細かいことまで気を遣った製品だ。

この架台の価格は1基約7万円とのこと。意外に安いと思う。このような架台があれば、今まで太陽光発電には適さないと思われていた場所への設置も可能になる。ビジネスの視点に優れた製品と思う。

 
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