東邦ガスの太陽光発電+高効率ガス給湯器システム


東邦ガスの太陽光発電+高効率ガス給湯器システム

2009年09月24日

9月19日付の読売新聞サイト記事ガス排熱再利用と太陽光発電をセット東邦ガス 24日発売から。名古屋の東邦ガスの話題だ。

東邦ガスは18日、太陽光発電と高効率のガス給湯器を組み合わせた戸建て住宅向けシステムを24日から発売すると発表した。屋根に設置した太陽光パネルで発電した電力は、家電製品に使う。給湯器から出る排熱を再利用し、効率的にお湯をわかすこともできる。

標準的な4人家族の場合、このシステムを導入すると、電気・ガス料金を年間で計約11万7000円節約できる。二酸化炭素(CO2)排出量は40%削減できる。価格は約240万円。国と名古屋市の補助を受けた場合の購入者負担は200万円程度だ。 (C)読売新聞

不親切極まりない記事で、どのようなシステムか全体像がまったく見えてこない。そこで、東邦ガスのサイトを調べた。

「太陽光+ガスの暮らし」太陽光発電システムがそのトップページだ。このシステムは3種類あるようだ。
(1)太陽光発電+家庭用燃料電池
これは最先端技術の燃料電池を使うシステムなのでかなり高価であることが予想される。

(2)太陽光発電+ガス発電・給湯暖冷房システム
この「ガス発電・給湯暖冷房システム」とは、「クリーンな天然ガスで発電し、その時に出る排熱でお湯も沸かせて暖房もできるガス・コージェネレーションシステム」のことだ。これも(1)ほどではないが高価だろう。

(3)太陽光発電+高効率ガス給湯器
この高効率ガス給湯器は、「今まで利用せずに屋外に排出していた潜熱(お湯を温める時に出る熱)を再利用し、あらかじめ水を温めます。予熱された水を従来タイプに比べて少ないガス消費量でバーナーにより加熱する、省エネ設計の給湯器」のシステムだ。上記の読売新聞記事で述べているのは、このタイプだろう。このタイプは3種の中では一番安いようだが、記事によると、標準家庭で価格は約240万円。国と名古屋市の補助を受けた場合の購入者負担は200万円程度、とのことだ。これには設置料は入っていないだろうから、一番下のランクといえども高価だ。

なおかつ、この「高効率ガス給湯器」には欠点がある。それは、廃熱の再利用システムなので連続運転しないと再利用効率が下がりメリットがなくなるからだ。シャワー中心の家庭はメリットがあるが、お湯を少量使っては止め、の使用法がメインの家庭ではメリットがそれほど無い。

正直なところ、ガス会社も生き残りを賭けて大変だな、が感想だ。しかし天然ガスの燃料電池の時代になれば、ガス会社の独壇場だ。あと10~20年後にはそうなっているだろうか。

 
QLOOK ANALYTICS