行田市は業者と協定し、低価格・低金利で太陽光発電を推進


行田市の太陽光発電設置推進の方法

2012年03月21日

東京新聞の3月19日の埼玉版記事「太陽光発電を割安販売 行田市 市民対象、低利融資も」から一部を引用する。

住宅の太陽光発電を普及させるため、行田市は十九日、市内の設置業者九社や三金融機関と、割安な価格と低金利の融資で市民に提供する協定を結ぶ。市によると、県内では初の試みで「全国的にも珍しいのでは」としている。

市によると、住宅用の太陽光発電装置の設置費は、一般的な発電量四キロワットで二百五十万円程度。高額な初期投資が普及の支障とみて、設置の際に費用がかからない仕組みとして考案した。

設置業者や金融機関にとっても、一件当たりの収益は減るが、行政が宣伝して受注する件数が増えれば、売り上げ増になるとみられる。協定は、行田市民の既存住宅が対象。二百万円前後の特別価格を設定する。

金融機関は最長十年の低金利の固定ローンを設定し、一般的なリフォームの金利4~5%を下回る4%未満にする。設置に伴う返済は、約二百万円の借り入れで、月二万円足らずになるという。

このほか、二〇一〇年度に始めた設置一件当たり八万円の補助も継続する。市は新年度予算に百五十基分の補助費千二百万円を盛り込んでいる。
...(C)東京新聞

埼玉県行田市が太陽光発電の設置促進に考えたアイデアについての記事だ。メインは次の2点。
(1)市内の9設置業者と協定を結び、市民の設置価格を安くする。
(2)市内の3金融機関と協定を結び、市民へ低金利の融資を提供する。

同市によれば、通常は出力4キロワットで250万円程度費用がかかるが、この(1)により200万円程度の特別価格を設定する、とのことだ。対象は、同市の市民の既存住宅が対象となる。新築は対象ではないところが珍しい。

また(2)については、最長10年の低金利固定ローンとし、通常のリフォームの借り入れ金利4~5%を下回る、4%未満に金利を設定する、とのことだ。

この件では、同市は設置業者や金融機関へは補助は無いようだ。しかし市が宣伝してかつ安い価格・金利なので利用者が増え、利益増につながると見込まれる。

同市はこれとは別途、通常の太陽光設置補助金は継続する。この3月までの分は終了したが、4月以降も、今までと同一の、「1件当たり8万円」という補助金を支給する予定で、そのための予算1200万円を計上しているそうだ。自治体の太陽光発電設置補助金は通常は出力1キロワット当たり何万円、というケースがほとんど。同市のように「1件当たり8万円」という基準は珍しい。出力4キロワットなら補助8万円なので、1キロワット当たり2万円の補助という計算になり、この数字は市町村レベルとしては少ない方だがコンナモノといった金額だろう。

結局、予算の不要な上記の2つの方法で太陽光設置を推進する、少々ユニークなやり方と言えよう。

 
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