エコリンクスは産業用の太陽光設計士という資格を開始


太陽光発電の資格

2012年02月14日

環境ビジネスサイトの2月8日記事”エコリンクス、太陽光パネル設置技術者「太陽光設計士」養成研修を開始”から一部を引用する。

エコリンクスは、太陽光パネル設置技術者「太陽光設計士」を養成するための産業用太陽光発電研修を2月より開催することを発表した。太陽光設計士は、太陽光発電システムを効率よく構成するシステムインテグレーター。現在は民間資格だが、太陽光発電の普及に伴い注目度がアップしている。

同研修は、今年1月に試験的に開催され、2月より本格的に定期開催されることになった。研修場所は、同社が主体となって運営する京都・仙台エコエネルギー学院。定員は、京都が先着20名、仙台が先着16名。費用は1人6万3,000円(税込)。
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今回の研修は、2日にわたって、高圧系統連系、架台設計、節税対策などの講義が行われ、研修修了者には「太陽光設計士 (産業用)」の資格が与えられる。

対象者は、産業用太陽光発電に関心のある方。販売経験の有無は不問。特に、太陽光発電産業用事業への参入を考えている方、すでに太陽光発電の住宅用販売を行っていてさらに拡大を考えている方、産業用に関する知識を付けたい方を対象としている。(C)環境ビジネス

「太陽光設計士」という資格に関する話題だ。この資格は公的な資格ではなく、エコリンクスという会社が認定する民間資格だ。

この資格については、エコリンクスのサイトの太陽光設計士にその概念が書かれている。太陽光発電システムは様々な機器から構成され、またそれを載せる屋根の形状も千差万別なので、その「システムインテグレーター」たる知識のある人物が太陽光設計士、という位置付けだ。それはそのとおりで、簡単に言えば、太陽光発電システムは電気屋と屋根屋の両方の知識が無ければならない。

さてこの太陽光設計士という資格は、上記引用記事からは判明しないが、募集要項によれば、住宅用の3級太陽光設計士と、上記引用記事で言及されている産業用の2級太陽光設計士に分かれる。

一般的な住宅用については太陽光設計士3級(住宅用)に詳しい。「基礎・設計編」(3日間)と「施工技術編」(2日間)の計5日の研修に参加し、各ステップでのテストに合格すると、同資格が与えられる。その研修受講料は、262,500円と、結構高い。まあ、知識の無い一般人も対象とするので研修期間は長くなり、その分、料金が高くなるのだろうか。

一方、今日話題の、太陽光設計士2級(産業用)によれば、研修期間は2日のみで、料金も63,000円と、前記住宅用に比べれば格段に安い。この産業用の方がかなり安い理由は、産業用の太陽光発電システムの知識のある人材がいま大量に求められている、ということくらいしか思い浮かばない。今年7月からの全量買取制度の発足で多くの会社がビジネスとして太陽光発電に参入するからだ。ただ、将来性がありかつニッチな産業用という分野の資格は、そのための研修費用は高くなるのが一般的だがそうではない。これは、かなりの「促成栽培」、つまり短期間で大量の人材を輩出する必要がある、ということだろうか。

民間資格というものは資格取得研修がその会社のビジネスになってしまう弊害がある。太陽光発電のように今後ますます幅広い知識が必要になる分野の資格は、住宅用にしても産業用にしても、やはり国家資格が望ましい。

 
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