スペインの破格の買取価格


スペインの破格の買取価格

2009年09月30日

当ブログの9月1日記事「サンテックは2009年に太陽電池世界一メーカーに」の後半で、スペインを話題にした。「スペインは2007年に固定価格買取制度(FIT)を導入したが、その買取価格は「破格」の価格だった。そして翌年にはその価格を引き下げてしまった。」という話題だ。ではその破格の買取価格とはいくらかを調べたが、そのときは見つからなかった。昨日、やっと見つけた。

当ブログの昨日の記事「2010年の太陽電池マーケット予測」で、富士経済が予測した2020年の太陽電池マーケットについて書いた。そのときの関連調査で、産経新聞サイトの8月27日記事太陽電池市場、2020年に10兆円超 調査会社が試算に行き当たった。この記事は昨日引用した共同通信の記事と前半は同様だが、次のような興味深い記事が書かれていた。

08年は、スペインが太陽光発電の買い取り価格を通常の電気代の約3倍と高額にしたことで、導入量が増加。欧州市場を牽引(けんいん)力に前年比75.8%増の2兆1118億円にまで拡大。(C)産経新聞

年代が1年違うが、これは統計の年度の問題か。それはともかく、スペインの破格の買取価格は、通常の電気代の約3倍だったのだ。これは極めて高価格だ。この価格なら太陽光発電システムを設置しても10年経たないで元が取れるだろう。この価格がゆえに太陽電池需要が急速に跳ね上がったのは当然だ。しかし高い買取価格の原資の一部は税金なので、すぐに息が切れてしまったのだろう。

これは日本も他山の石とすべきだ。ドイツの例を考えても、買取価格は通常の電気代の2倍程度が適切、と思う。

 
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