昭和シェルソーラーのCIS薄膜型太陽電池大規模投資


昭和シェルソーラーのCIS薄膜型太陽電池大規模投資

2009年09月09日

9月8日付の毎日新聞サイト記事昭和シェルソーラー:国富で第3工場稼働--11年から /宮崎から。宮崎県の話題だ。

太陽電池を生産する昭和シェル子会社「昭和シェルソーラー」(東京)は7日、国富町で11年から第3工場を稼働させると発表した。年間生産能力は900メガワットで、現在県内で操業する第1・2プラント合計の10倍以上の規模。約1000億円を投資する。

日立プラズマディスプレイから事業譲渡される工場に太陽電池製造装置を設置する。
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県内では宮崎市の第1(年間生産能力20メガワット)、4月に完成した清武町の第2工場(同60メガワット)が操業中。第3工場と合わせて約1ギガワットとなり、同社の中核的な生産拠点となる。政府の住宅向け太陽光発電システム導入補助金制度の拡充や米国のグリーンニューディール政策を背景に、大幅な需要増を見込んでおり、低コスト化が特徴の次世代型CIS薄膜太陽電池「ソラシス」の生産を拡大させる。
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(C)朝日新聞

昭和シェルの生産する太陽電池はCIS薄膜型というタイプ。類似のタイプにCIGSというタイプもあり、こちらはホンダが生産・販売している。現在の太陽電池のほとんどはシリコンを使用しているが、このCIS・CIGSタイプはシリコンを使用しない次世代型太陽電池だ。CISは銅・インジウム・セレンの化合物で、薄膜状でシリコンによる太陽電池と同等の効率が可能だ。薄膜なので省資源が特徴のひとつだ。ただ、希少金属のインジウムを使用することが欠点といえるだろう。

さて昭和シェルはこのCIS薄膜型太陽電池を生産するための新工場に1000億円という大規模投資をする。年間生産能力は900メガワットというから大規模だ。CIS薄膜型は薄膜ということもあり大きな面や曲がった面を太陽電池にすることができる。大きな面の太陽電池を大量に作ることができれば製品価格は下がるので、そのためには大規模投資が必要だが、その時期が到来と判断して大規模投資をするのだろう。新工場は2011年稼動とのことだ。今後に期待したい。

 
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