三菱化学は有機太陽電池の薄型太陽電池の太陽光発電装置を発売


三菱化学が薄型太陽電池の太陽光発電装置を発売

2010年03月18日

3月15日付の読売新聞サイト記事「三菱化学、薄型の太陽光発電装置発売へ」から

三菱化学(東京都港区)は、工場や倉庫などの屋根に載せる薄型の太陽光発電装置を4月に発売する。

防水シートと一体になったタイプで、重さは1平方メートルあたり2・9キロと、パネル型の4分の1程度。曲面や凹凸のある屋根にも設置できるが、パネル型に比べ発電効率は3分の1程度になる。価格は工事費別で、1平方メートルあたり4万7000円(税込み)。(C)読売新聞

三菱化学が4月に発売する薄型の太陽光発電装置がどのようなタイプの太陽電池か、この記事には記述がない。しかし、このブログの昨年10月26日記事「太陽光発電によるトラック冷房と有機太陽電池」で、三菱化学が開発中の有機太陽電池について書いた。その中で、開発責任者の「2010年には有機太陽電池の変換効率7%程度の試作品を発表したい、また最終的には20%以上の変換効率を目指したい」という発言を紹介した。有機太陽電池は薄型が特徴の未来型の太陽電池だ。また今回の記事では通常の太陽光発電パネルに比べて発電効率は3分の1程度、とあるが、前回記事の「2010年には有機太陽電池の変換効率7%程度の試作品を発表したい」という発言の変換効率とも符号する。ということで、今回発売される薄型の太陽光発電装置は、有機太陽電池とみなすことができる。

この製品は薄型である利点を生かし、屋根の防水シートと一体となった構造で、重さは通常のパネルの1/4程度だ。薄型なので凹凸のある屋根にも無理なく設置できる。また価格も1平米あたり4万7000円と安い。

ただ発電効率が通常の太陽光パネルの1/3程度であることから、設置面積の広い場所への設置でなければならない。事実、三菱化学も工場や倉庫の屋根に載せることを想定しているようだ。

前回ブログによると、三菱化学はこの2010年に試作品を発表、という予定だったはずだ。それが4月に製品として発売するとは、かなり力を入れて開発したに違いない。今後、このような未来型の太陽電池が続々発売されることだろう。

 
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