開発された潮力発電装置は高能力


新しい潮力発電の装置

2010年05月09日

このブログはブログタイトルのとおり太陽光発電のニュース提供が主だが、自然エネルギー関連もときどき話題にしている。1月7日記事「再生可能エネルギー発電施設を海底ケーブルで結ぶ」ではほんの数行だが潮力発電を話題にした。今日はその潮力発電の話題だ。CNNサイト5月7日記事”「海中の凧」発電、4年以内の実用化目指す スウェーデン”から一部を引用する。

海底につないだ凧のようなタービンで海流のエネルギーをとらえ、発電に利用する技術の開発に、スウェーデンの企業が取り組んでいる。来年にも試作品のテストを実施し、4年以内に実用化する計画だという。

同国の新興企業、ミネスト社が開発を進めているのは、「Deep Green(ディープグリーン)」と名付けられた装置。約12メートルの羽に約1メートルのタービンを取り付け、海底に100メートルほどのケーブルで固定する。かじで羽の向きを変えることができ、従来の潮力発電装置に比べて小さいのが特徴だ。同社によると、実際の海流の速さの10倍に相当するエネルギーをとらえることができる。発電容量は500キロワットになるという。

同社のテッド・ローゼンダール最高技術責任者(CTO)は、「海流の遅い場所やより深い場所など、これまで潮力発電ができなかった海の利用が可能になる」と強調する。
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専門家らによると、潮力発電には、水力発電のようなダムを設ける方式と、風力発電の風車と同じようにタービンを回す方式があり、ディープグリーンは後者にあたる。どちらも設備に費用がかかるが、海水の流れは風などに比べて安定しているため、有力な代替エネルギー源として期待されている。(C)CNN

この記事によれば、潮力発電には2つのタイプがある。一つは水力発電のように海中にダムを設ける方式と、風力発電のようにタービンを回す方式だ。前回のブログに書いた潮力発電は潮位差が5~10mの海岸に設置され出力が巨大なものなので、恐らく前者のタイプだろう。今日の引用記事の話題の中心は後者のタイプで、極めて能率の高い装置だ。画像がないのでイメージがわかないが、海中の凧の帆にタービンを取り付けたような形状だろうか。海流の速さの10倍に相当するエネルギーを捕らえることができる、とのことだ。12メートルの羽(帆?)に1メートルのタービンを取り付けた装置の出力が500キロワットなので、高性能であることがわかる。もし出力500キロワットを太陽光発電で得ようとすると約60メートル四方の面積が必要になるが、今日の潮力発電では12メートル四方で良いのだ。もちろん地上と海中を同一には比較できないが、この装置の能力の高さがわかる。

この装置は海流が遅くても発電が可能なので適応範囲は大変ひろい。また海中の潮の流れは風に比べて安定しているのでその点も風力発電より有利だ。この潮力発電の新しい装置の将来が期待できる。

 
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