東芝は住宅用の太陽光発電の市場に米国サンパワーの太陽光パネルで参入


東芝は住宅用の太陽光発電の市場に参入

2010年02月25日

1年前のZDNet Japanサイト1月6日記事東芝、太陽光発電事業に参入によると、

東芝は1月5日、太陽光発電事業への参入を発表した。しかし、一般住居用ソーラーパネルではなく、実用規模の太陽光発電システムの開発を計画している。
...(C)ZDNet Japan

ということで、東芝は1年前に住宅用ではない、規模の大きな太陽光発電の市場へ参入した。それから1年、今度は住宅用太陽光発電への参入だ。Nikkei NETサイトの2月19日記事「東芝、住宅用太陽光発電に参入 米社製パネル調達」から一部を引用する。

東芝は4月から、住宅用の太陽光発電装置の市場に参入する。米サンパワー社製の発電効率の高い太陽光発電パネルを輸入し、東芝ブランドで販売する。 2015年に売り上げ500億~600億円、国内シェア20%を目指す。09年の同装置市場は発電能力ベースで前年比2.3倍に拡大しており、家庭用機器の中核事業に育てる。東芝の参入によりシャープや京セラなどとの競争が激化、同装置の普及も加速しそうだ。

サンパワーは太陽光発電パネルの中核部品である太陽電池で、08年の生産量は世界9位。太陽電池の発電効率は21.5%と世界最高水準だ。国内で販売されている太陽電池は15%前後のものが多く、最も高い三洋電機の製品でも18.9%。現在、サンパワー製のパネルは国内にほとんどない。住宅需要の多くは面積の限られた屋根に設置されるため、東芝は同じ面積でより多く発電できるサンパワー製を採用する。(C)NIKKEI NET

東芝が住宅用の太陽光発電の市場に参入するのは4月。そして、自前で太陽電池の生産を行わない東芝が選らんだ相手は、米国のサンパワー社だ。サンパワーは2008年太陽電池生産高は世界9位、というメーカーだ。そしてその大きな特徴は、発電効率の高さで、21.5%に及ぶ。日本国内で販売されている太陽電池の発電効率は15%前後が多く、いままで高い変換効率といわれるHIT太陽電池(三洋電機)でも18.5%なので、サンパワーの太陽電池の効率の良さが特筆すべき特徴だ。

国土の狭い日本、特に都会で太陽光発電システムを設置する場合、太陽光発電パネルを設置する面積は限られているため、少しでも発電効率が高い方が良い。そのことが、東芝がサンパワーを選んだ大きなポイントだろう。ちなみにサンパワーの太陽光パネルはいままで日本では販売されていなかった。東芝が高性能のサンパワーの太陽光発電システムを販売することで、住宅用の太陽光発電システムは今後は価格のみならず性能でも競争が激化するだろう。実に楽しみだ。

 
QLOOK ANALYTICS