トヨタのイギリス工場に太陽光発電


トヨタ工場の太陽光発電

2011年06月15日

SankeiBizサイトの6月8日記事「トヨタ、英工場で大規模太陽光発電」から。

トヨタ自動車は7日、米国の生産拠点トヨタモーターマニュファクチャリングUKのバーナストン工場(バーナストン市)に、発電量で年間460万キロワット時の太陽光発電システムを導入すると発表した。7月末に稼働し、トヨタグループの太陽光発電としては最大。ブリティッシュ・ガスとの共同プロジェクトで、3万600平方メートルの工場内敷地に1万7000枚の太陽光パネルを設置する。年間生産の約5%に相当する7000台生産分の電力をまかなうことができるとしている。(C)SankeiBiz

トヨタがイギリスのバーナストン工場に太陽光発電設備を設置した、という話題だ。

この引用記事には出力は書かれていないが、年間発電量は460万キロワット時、とのことだ。日本ならこの年間発電量に対応する出力は4600キロワット強だが、イギリスは日本より日照時間が短いと思うので、太陽光発電設備の出力は5000キロワット、つまり5メガワット程度か。

ここではとりあえず出力5000キロワットとする。そのための太陽光パネルは1万7000枚とのことなので、割り算をすると、太陽光パネル1枚当たりの出力は0.29キロワットとなってしまう。これは通常の太陽光パネルの出力0.2キロワットよりはかなり高い。なので、太陽光パネルの面積が通常より大きいのではないか、と予想する。

引用記事によれば、設置面積は3万600平方メートルとのこと。太陽光パネルの枚数は1万7000枚だから、1枚の面積は計算すると1.8平方メートルとなる。通常の太陽光パネルの面積はだいたい1.5平方メートルだから、予想どおりすこし大きなパネルを使用していることになる。

この引用記事と同一内容の記事をNNA.EUサイトの6月8日記事「トヨタ、太陽光発電を導入:工場への電力供給、7月にも開始」で見つけた。さらに詳細な内容が書かれているが、最初の引用記事とは異なるデータが書かれている。次のとおりだ。

設置される太陽光発電パネルは1万7,000枚で、総面積はサッカーコートおよそ4面半分の大きさに当たる約9万平方メートル。発電量は年間460万キロワット時で、約7,000台の自動車生産に必要な電力に相当するほか、二酸化炭素(CO2)の排出量を年に約2,000トン削減できる。
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このプロジェクトの太陽光発電パネルの総面積は最終的に45万平方メートルに上る予定で、自動車業界では世界最大となる。(C)NNA

設置面積が大分異なる。こちらの記事では9万平方メートルなので、最初の引用記事の約3倍の面積になってしまう。すると計算が合わなくなるので、恐らく最初の記事の3万600平方メートルのほうが正しい数値と予想する。となると、2番目記事最後の、最終的に45万平方メートルも数字は怪しい。しかしトヨタのこの工場の太陽光発電設備は世界最大となることは確実だろう。

 
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