太陽光発電とリチウムイオン電池による野菜栽培システム


太陽光発電とリチウムイオン電池による野菜栽培システム

2010年01月13日

1月12日付のSankeiBizサイト記事「三洋電機が太陽光とリチウムイオン電池の併用システムを納入」から一部を引用する。

三洋電機は12日、太陽光発電とリチウムイオン電池による蓄電を組み合わせて電力消費を効率化するシステムを、三菱化学が茨城県阿見町で行うコンテナ型野菜栽培施設の実証実験用に販売すると発表した。三洋はシステムを工場や学校、店舗などに本格販売する方針で、今回が2例目となる。

三菱化学の栽培施設は「コンテナ野菜工場」と名付けられ、長さ12・2メートル、幅2・4メートル、高さ2・9メートルの箱形。内部に空調、水処理、照明設備をそなえ、全9段の栽培棚で1日当たり約50株のレタスや小松菜などの野菜を収穫できる。

同社は「気候に影響されない新しい農業」として売り出す方針で、2月初旬から実証実験を行ったうえで4月に第1号機を中東のカタールに納入する予定。

三洋のシステムを導入するのは、9段のうち1段の栽培棚。太陽電池で発電した電力をLED(発光ダイオード)照明に流すことで省エネルギーが見込まれ、リチウムイオン電池に余分な電気をためることで、電力網の未整備地域での計画的な野菜栽培が可能になるという。三菱化学では「将来的には太陽光発電のみでの稼働も視野に入れている」としている。(C)SankeiBiz

リチウムイオン電池は通常の鉛蓄電池に比べると、重量当たりの容量が大きい、大出力が可能、寿命が長い、などの特徴がある。そしてこれは三洋電機とその親会社のパナソニックの得意分野だ。そして三洋電機は太陽光発電も得意分野。ということで、三洋電機は太陽光発電とリチウムイオン電池を組み合わせた製品を今後販売して行く見込みだ。本日紹介するのもその製品で、三菱化学のコンテナ型野菜栽培施設の実証実験用に販売する。

その野菜栽培システムは、長さ12m、幅2.4m、高さ2.9mの箱型で9段の栽培棚がある。その内部は空調・水処理・照明設備を備えた野菜生産工場だ。1日あたり約50株のレタスや小松菜を収穫できる能力を持つそうだ。これは気候に左右されない野菜生産形態と言える。三菱化学はこれを中東に納入する、とのことだ。

この9段の棚のうちの1段に上記の三洋電機のシステムが使われる。照明はもちろんLED照明。太陽光発電の余剰電力はすべてリチウムイオン電池に蓄電され、その電力は夜間などに使用される。ということで、この製品は電気の通っていない地域でも稼動が可能だ。

それにしても三菱化学は、グループに三菱電機があり太陽光発電システムも販売しているのになぜ三洋電機を選んだのか?やはり三洋電機のリチウムイオン電池と太陽光発電の連携部分の技術に魅力があったから、と考えられる。

 
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