中国の太陽光発電メーカー「インリーソーラー」の日本市場参入


中国の太陽光発電メーカー「インリーソーラー」の日本市場参入

2009年11月26日

このブログの11月20日記事「日本国内太陽光発電システム市場に関する調査」で、矢野経済研究所が18日に発表した調査結果について書いた。その中で引用した矢野経済研究所の要旨に、次の部分があった。

2.海外太陽電池メーカーの新規参入と新規販売チャネルの構築が活発化
これまで欧州市場をターゲットとしていた中国・韓国を中心とする海外太陽電池メーカーが国内太陽光発電システム市場を新たなターゲットとして注目、新規参入するメーカーが相次いでいる。(C)矢野経済研究所

今日はここに書いてある、中国メーカーの日本市場参入についてだ。毎日新聞サイト11月25日NSJショートライブ記事「インターアクション(7725)はSTOP高の公算大 住宅用太陽光発電システムの国内供給開始が注目材料に」によると、次のとおりだ。

連結子会社のBIJが住宅用太陽光発電システムの日本における供給を開始したと発表。

世界トップクラスの実績を持つ「インリーソーラー」製太陽光発電モジュールを採用した住宅用太陽光発電システムを、パワーコンディショナーやケーブル及び架台と組み合わせて国内代理店へと供給し、中長期的なクリーンエネルギー関連の新規材料として需要拡大を期待した買いが殺到しているもよう。
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(C)NSJショートライブ、毎日新聞

光技術を得意とする(株)インターアクションは、連結子会社のBIJが住宅用太陽光発電システムの日本における供給を開始したため、株価がストップ高の公算、という記事だ。BIJが発売するのは、中国のインリーソーラー(YINGLI SOLAR)製太陽光発電モジュールを採用した住宅用太陽光発電システムだ。インリーソーラーは日本ではあまり知られていないが、2008年の太陽電池生産高では世界7位の会社だ。ちなみにシャープは4位、京セラは6位。

今回日本で発売するインリーソーラー製太陽光パネルはどのような製品は、(株)インターアクションのサイトのお知らせに書いてある。それによると、次の特徴を持つ。
(1)モジュール変換効率14.4%は、多結晶型モジュールで日本国内No.1
(2)モジュール1枚当たり発電量210Wは、多結晶型モジュールで日本国内No.1
(3)モジュール主る力保障期間は25年
なるほど、シリコン多結晶型の優れた太陽光パネルのようだ。なお太陽光発電システム全体としては、システム保障期間は10年、とのことだ。

シリコン型太陽電池の世の趨勢は、単結晶や多結晶の結晶型から薄膜型へ移行が始まっている。さすがに中国のメーカーだけあって、タイプは少し古いがかなり優秀で安い製品を製造・販売する、という戦略だろう。

 
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